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  侍ジャパン、優勝おめでとう!!
2009年03月24日 (Tue)

 今日行われたワールド・ベースボール・クラシックの決勝、日本×韓国戦は、大会初の延長戦の末、日本が5-3で韓国を下し見事V2を達成した。侍ジャパンのメンバー、おめでとう!!そして、感動をありがとう!!

 前回の2006年大会では、第1ラウンドで韓国に負け、第2ラウンドでも韓国とアメリカに負けたものの、かろうじて失点率の差で準決勝に進み、準決勝では初めて韓国に勝って、決勝でキューバを破っての優勝だった。

 韓国にとっては、全試合で唯一の敗戦が準決勝だったという運の悪さは否めない。逆に優勝した日本は、第1・第2ラウンドで3敗も喫しながら、しかも失点率という綱渡り的な運の良さで準決勝へ進み、準決勝と決勝を共に勝ったという結果で、韓国にとっては心中穏やかではなかっただろう。

 しかし、今大会はもう韓国に文句を言う余地を与えない、完璧な勝利だったと言えるだろう。

 第1ラウンドでは韓国に完勝。敗者復活で韓国に破れるも、第2ラウンドへ駒を進める。

 第2ラウンドは立場が逆になり、韓国に敗れるが敗者復活で準決勝進出を決め、1位決定戦で韓国を下した。ちなみに、第2ラウンドでは日本は2度キューバと対決し、6-0、5-0といずれも零封して完勝している。

 決勝で直接対決となるまでに、日本・韓国は互いに2勝2敗の互角で、他チームには一度も負けていない。今日の決勝戦が両者の雌雄を決する意味でも文字通り「決勝」となった。

 試合は日本が先行すれば韓国が追いつくという展開で、正直9回裏にダルビッシュが1死から連続四球を与えた時はどうなることかと思ったが、延長10回に決着を付けたのはやはりと言うべきか、天才イチローのバットだった。

 そんなわけで、韓国に一度もリードを許すことがなかったこの試合は、終始日本が主導権を握っていたと言っていいだろう。9回裏に同点止まりだった時点で、もはや主力を交代させてしまった韓国には勝機はなかったと言えるだろう。

 ベースボール発祥の国・アメリカをも9-4で文句なく退けた日本の優勝は、今や野球がベースボールを超えたという証左ではないだろうか。

 ベスト4に進出した4チームの得失点を見てみると、

 
 

【優勝:日本】

  4 - 0 中国
  14 - 2 韓国
  0 - 1 韓国
  6 - 0 キューバ
  1 - 4 韓国
  5 - 0 キューバ
  6 - 2 韓国
  9 - 4 アメリカ
  5 - 3 韓国
 

総得点:50

 

総失点:16

         
  【準優勝:韓国】
  9 - 0 チャイニーズ・タイペイ
  2 - 14 日本
  14 - 0 中国
  1 - 0 日本
  8 - 2 メキシコ
  4 - 1 日本
  2 - 6 日本
  10 - 2 ベネズエラ
  3 - 5 日本
  総得点:53
  総失点:30
         
  【アメリカ】
  6 - 5 カナダ
  15 - 6 ベネズエラ
  3 - 5 ベネズエラ
  1 - 11 プエルトリコ
  9 - 3 オランダ
  6 - 5 プエルトリコ
  6 - 10 ベネズエラ
  4 - 9 日本
  総得点:50
  総失点:54
         
 

【ベネズエラ】

  7 - 0 イタリア
  6 - 15 アメリカ
  10 - 1 イタリア
  5 - 3 アメリカ
  3 - 1 オランダ
  2 - 0 プエルトリコ
  10 - 6 アメリカ
  2 - 10 韓国
  総得点:45
  総失点:36
と、日本の失点の少なさは群を抜いている。いくら点を取っても、相手がそれを上回れば負け。逆に、相手に点を取られなければ負けることはない。そのことを証明した今大会でもあった。

 それにしても、そもそもアメリカがアメリカのために始めたようなこのWBCで、2大会連続で決勝へも進めずに敗退するとは、この大会はこれで終わりだなんて言い出すんじゃないか、ちょっと心配になってくる。

 まぁ、今日は細かいことは抜きにして、素直にこの喜びを噛みしめていたい、と思うのは私だけではないだろう。韓国も頑張ったよ、うん。





No.231

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