評     価  

 
       
File No. 0003  
       
製作年 / 公開日   1991年 / 1991年08月24日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ジェームズ・キャメロン  
       
上 映 時 間   129分  
       
公開時コピー   この映画だけは、決して誰にも ストーリーを明かしてはいけない。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 

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キ ャ ス ト   アーノルド・シュワルツェネッガー [as T-800型ターミネーター]
リンダ・ハミルトン [as サラ・コナー]
エドワード・ファーロング [as ジョン・コナー]
ロバート・パトリック [as T-1000型ターミネーター]
アール・ボーエン [as Dr.シルバーマン]
ジョー・モートン [as マイルズ・ベネット・ダイソン]
ジャネット・ゴールドスタイン [as ジャネル・ヴォイト]
ザンダー・バークレイ [as トッド・ヴォイト]
S・エパサ・マーカーソン [as タリッサ・ダイソン]
カストロ・グエラ [as エンリケ・サルセダ]
ダニー・クックシー [as ティム]
 

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あ ら す じ    1991年、サラ ・コナーとカイル・リースの子供で未来の指導者ジョン・コナーがまだ少年の頃。液体金属で造られ自由自在に体を変化できる最新のT-1000型ターミネーターが、未来の機械陣営からジョン抹殺のために送り込まれた。これに対し抵抗軍のリーダーであるジョンが少年時代の自分を守るために送った戦士は、かつてサラを抹殺するために送り込まれたのと同じT-800型ターミネーターだった。
 心強い味方を得たジョンは、病院に監禁されている母親サラを助け出し、スカイネットが自我に目覚める「審判の日」を回避すべく、サイバーダイン社の重役ダイソンに接触する。そして、すべての証拠を破壊するためにサイバーダイン社へ向かうのだった。サイバーダイン社を爆破に成功したジョンたちに、T-1000の魔手が迫る。ジョン・サラ・T-800型ターミネーターとT-1000型ターミネーターによる、人類の未来をかけた壮絶な戦いの幕は切って下ろされた・・・・・。
 

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たぴおか的コメント    前作のメガホンを執ったジェームズ・キャメロンが、満を持して超A級作品として送り出した続編。1作目に、ターミネーターが未来から二度送り込まれるとあったが、その二度目を描いていることになる。公開早々に観てきた友人の「泣けた」という言葉に、これは誰かと一緒に観に行って泣いたら恥ずかしいと、ひとりで観に行くことにした。私が映画を誰かと連れだって観に行くことが極めて希な理由の起源は、実はこの作品にあるのだ。
 前作では、骨格のみとなったターミネーターが追ってくるシーンなど、映像として稚拙な部分が嫌でも目に付くのだが、それからわずか7年の間のCG技術の進歩にはただただ驚くしかない。機械軍が今回送り込んできたターミネーターのT-1000型は、液体金属で自由自在に姿を変えるばかりか、粉々にされてもなお復活するという、前作の時点では映像化が絶対不可能なキャラクターだ。そして、シュワちゃん演じる旧型のT-800型がジョンを守る側に回るというのがミソ。
 シュワちゃんが前作に引き続いての出演はもちろんのこと、リンダ・ハミルトン演じるサラ・コナー、そしてドクター・シルバーマンも継続出演となっている。ターミネーターを一体どうやって倒すのか?ジョンが未来で死ぬ原因が、実はこの作品にあったことを3を観て知った。ラストシーンには涙した人も少なくない、単なるSFアクション映画を越えたヒューマンドラマの側面もあわせ持つ、万人に好かれる大作に仕上がっている。ただ 残念ながら個人的には、やられてもやられてもしつこく起きあがってサラを殺そうとする、あの恐るべきターミネーターの恐怖を描いた1作目には敵わないと思っている。