評 価
File No.
0015
製作年 / 公開日
2001年 / 2002年04月20日
製 作 国
アメリカ
監 督
アンドリュー・デイヴィス
上 映 時 間
108分
公開時コピー
氏名:ゴードン・ブルーアー
職業:消防士
妻子:国際テロのビル破壊に巻き込まれ死亡
アメリカ合衆国は“目的のための犠牲”という大儀によりその事実を、黙殺。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
アーノルド・シュワルツェネッガー
[as ゴーディー・ブルーアー]
フランチェスカ・ネリ
[as セリーナ・ペリーニ]
エリアス・コティアス
[as ピーター・ブラント]
クリフ・カーティス
[as クラウディオ・ペリーニ/ウルフ]
ジョン・レグイザモ
[as フェリックス・ラミレス]
ジョン・タートゥーロ
[as ショーン・アームストロング]
タイラー・ポゼイ
[as マウロ]
リンゼイ・フロスト
[as アン・ブルーアー]
イーサン・ダンフ
[as マット・ブルーアー]
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あ ら す じ
消防隊長の
ゴーディー・ブルーアー
は妻
アン・ブルーアー
と子供の3人で幸せな暮らしを送っていた。ところがある日、高層ビルのカフェで妻と息子と待ち合わせし、約束の時間に遅れて到着したゴーディーの目の前で突然の爆発事故が起こり、妻と息子は事故に巻き込まれて亡くなってしまう。事故はコロンビアのテロリストによる爆弾テロと判明し、皮肉にもゴーディーは爆発の直前に爆弾を仕掛けた犯人である
“ウルフ”
こと
クラウディオ・ペリーニ
と言葉を交わしていたのだった。
犯人は明らかであり、ウルフはすぐに捕らえられると信じていたゴーディーだったが、CIAやFBIは一向に捜査を進めようとしないばかりか、ウルフの逮捕を訴えるゴーディーに対して妻子の死を「やむを得ない犠牲だ」と切り捨ててしまう。怒りに燃えるゴーディーは、復讐のために単身コロンビアへ乗り込み、強大なテロ組織に単身で立ち向かうのだった。
組織に捕獲されてしまったゴーディーはウルフの妻
セリーナ
からワシントンでの爆弾テロの話を聞かされ、セリーナとその子の命を守り逃げるよう頼まれるのだった。
無事アメリカに戻ったゴーディーたちは、国防省ビルに保護される。セリーナの話から爆弾の場所を突き止めるが、実はその爆弾はダミーだった。本物の爆弾は国防省ビルに仕掛けられていたのだ。そして、その爆弾の起爆装置のスイッチはセリーナの手に握られていた・・・・・。
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たぴおか的コメント
この作品は本来2001年に公開の予定だったが、2001年9月11日に同時多発テロが発生したために公開が延期されたのは有名な話。確かに、シュワちゃん演じるゴーディーの妻子が、爆破テロに巻き込まれて亡くなってしまうというのは、規模こそ小さいものの9.11の同時多発テロを連想させる。もしもこの作品の公開が2001年8月だったら、公開直後に9.11が勃発して作品自体も一躍クローズアップされたことだろう。ただ、その反響は賛否両論だっただろうけど。
コロンビアのテロ組織に単身で復讐を企てるなど、現実的に考えれば万に一つの成功の可能性もないとんでもない自殺行為なのだが、その無謀さを無謀と思わせないシュワちゃんの存在感があってこその作品。原題の
"
COLLATERAL DAMAGE
"
とは、直訳すると「付随的被害」で、つまりはアメリカという国の利益を守るためにはやむを得ない枝葉で起きた被害ということ。個人の事情よりも国益を優先させるのはわからないでもないが、コロンビアに単身乗り込んだゴーディーをおとりにしてテロ一味を壊滅させるなどという非人道的なやり方が本当にまかり通っているのだろうか。そして、万が一ゴーディーが殺されてしまったら、それさえも"
COLLATERAL DAMAGE
"で片付けられてしまうのかな?