評     価  

 
       
File No. 0016  
       
製作年 / 公開日   1994年 / 1995年02月  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   チャールズ・ラッセル  
       
上 映 時 間   101分  
       
公開時コピー   仮面の下の素顔を見せて、ほんとの恋を始めましょ。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ジム・キャリー [as スタンリー・イプキス]
キャメロン・ディアス [as ティナ ・カーライル]
ピーター・リガート [as ミッチ・ケラウェイ]
ピーター・グリーン [as ドリアン]
エイミー・ヤスベック [as ペギー・ベラント]
リチャード・ジェニ [as チャーリー・スクアーカー]
オレステス・マタセーナ [as ニコ]
ティム・バグレー [as アーブ]
ナンシー・フィッシュ [as ピーンマン夫人]
ピーター・グリーン [as ドリアン]
 
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あ ら す じ    真面目で小心者の銀行員スタンリー・イプキスは、ある日奇妙なマスクを拾う。そのマスクを着けると、彼は彼の中のもう一つの人格、パワフルで恋のためなら手段を選ばないスーパー・ヒーロー(?)“マスク”に変身するのだ。“マスク”となったスタンリーは、マフィアのドリアンが計画していた銀行強盗をドリアンの先を越してやってのけてしまい、挙げ句にドリアンの経営するクラブ“ココ・ボンゴ”の歌い手ティナ・カーライルに恋をしてしまう。が、ティナも“マスク”とその下にある素顔のスタンリーに次第に惹かれていくのだった。
 マスクは禍の神ロキのもので、そのマスクを着けると心の底にある欲望を引き出すという。そのマスクに目をつけたドリアンは、スタンリーからマスクを奪い取り、ココ・ボンゴを爆破する計画を企てる。マスクを奪われ警察に捕らわれてしまったスタンリーは、面会に訪れたティナからドリアンの計画を聞かされる。ドリアンの企てを阻止するために、スタンリーは愛犬マイロの助けを借りて警察から脱出して、ココ・ボンゴへ向かうのだった。
 ココ・ボンゴでは、ドリアンがボスのニコを殺し、時限爆弾をセットしていた。ココ・ボンゴへ忍び込んだスタンリーは、ドリアンの手下に捕まってしまう。しかし、ティナの甘言に乗ってドリアンがはずしたマスクを着けたのは、なんと犬のマイロだった。マイロからマスクをはずして着けたスタンリーは、見事にドリアンの企てを阻止することに成功することができるのか・・・・・?
 
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たぴおか的コメント    周囲で話題に上りすぎて却って抵抗があったため、公開から随分と経ってからの鑑賞となった作品だが・・・・・あれほど話題になっていたのが至極当たり前と思えるほどの痛快無比な作品だ。私はアメリカ人の笑いのツボと日本人のそれとは微妙に違っていて、本国で大ウケした作品が必ずしも日本でも大ヒットするとは限らないと思っているが、この作品に限って言えば笑いは世界共通だと言っていいほど、日本人が観ても充分以上に楽しめる。それでいて、コメディに偏りすぎることもなく、様々な要素が絶妙にマッチしていて、10年に1本あるかないかと言ってもいい傑作だと、声を大にして言いたい。
 まずは、主演のジム・キャリーのキレにキレまくった演技が最高にいい。そんな彼が演じる主人公のスタンリーは、普段は真面目な小心者なのだが、悪戯好きな神・ロキの力をまとってマスクに豹変してしまう。そのマスクのやる事なす事すべてが爆笑もので、突如風船を使った見世物をやったり、ケラウェイに「freeze!」と銃を向けられたら本当に凍ってしまったり。その原作者と脚本家の発想の豊かさにはただただ頭が下がる思いだ。
 そして、ヒロインのティナを演じたキャメロン・ディアス。この作品を観た時は「この世にこんな美人が実在するのか!?」と思ったほどの超絶美人で、この作品を踏まえて彼女の出演作を追ってきたが、この『マスク』に匹敵するほどの魅力は、残念だが以後の彼女からは感じられないのが残念だ。
 テンポのいいストーリー運び、それに見事なダンス。それから・・・・・犬のマイロが凄い!あの演技は一体どうやって教えたのか?マイロがマスクを着けて”マスク犬”になったシーンは爆笑もの。絶対にオススメな作品のひとつだ。