評     価  

 
       
File No. 0020  
       
製作年 / 公開日   1988年 / 1989年02月04日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ジョン・マクティアナン  
       
上 映 時 間   131分  
       
公開時コピー   地上40階!
超高層ビルは戦場と化した!
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ブルース・ウィリス [as ジョン・マクレーン]
ボニー・ベデリア [as ホリー・ジェネロ・マクレーン]
レジナルド・ヴェルジョンソン [as アル・パウエル巡査]
ポール・グリーソン [as ドゥエイン・T・ロビンソン]
ウィリアム・アザートン [as リチャード・ソーンバーグ]
ハート・ボックナー [as ハリー・エリス]
ジェームズ繁田 [as ジョセフ・ヨシノブ・タカギ社長]
アラン・リックマン [as ハンス・グルーバー]
デヴロー・ホワイト [as アーガイル]
アレクサンダー・ゴドノフ [as カール]
ブルーノ・ドヨン [as フランコ]
デヴロー・ホワイト [as アーガイル]
アンドレアス・ウィズニュースキー [as トニー]
クラレンス・ギルヤード・Jr [as テオ]
ジョイ・プリューア [as アレキサンダー]
ロレンツォ・カシアランザ [as マルコ]
 
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あ ら す じ    クリスマス。ニューヨーク市警のジョン ・マクレーンは、妻ホリー・ジェネロが勤務するロスのナカトミ商会を訪れる。ビルには多くの人が集まり、クリスマス・パーティの真っ最中だった。ところが、ホリーとの再会を喜ぶ暇もなく、ビルがハンス・グルーバー率いるテロリストに占拠され、パーティに集まった人々が人質となってしまう。
 犯人たちに見つからずに抜け出したジョンは、単身テロリストたちに挑む。が、容赦ないテロリストはジョセフ・ヨシノブ・タカギ社長を手始めに殺害し、次々と人質を殺すと脅迫してきた。彼らはの要求は、世界各地に捕らえられているテロリストたちの解放だった。地元警察に代わり指揮にあたるFBIは、要求を飲むふりをして時間を稼ごうとするが、テロリストの解放という要求は実はカムフラージュで、真の目的はナカトミ商会の大金庫に保管されている6億4千万ドルにおよぶ債券だった。
 ジョンはパトロールに来たアル・パウエル巡査と連絡を取りながら、ひとりひとりテロリストを片づけていくが、ハンストジョンの仲介を買って出たハリー・エリスも射殺されてしまい、ついにはホリーがジョンの妻であることがハンスに知れてしまい、ホリーが人質に取られてしまう・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    友人に「絶対面白いから騙されたと思って観てみろ」と勧められた作品。騙されたと思って観たら本当に騙された、というのはよくある事なのだが、この作品に限っては本当に面白かった。これがシュワちゃんだったら、有無を言わせない力業でテロリストなど蹴散らしてしまいそうなのだが、この作品で圧倒的な武器を有しすべてを計算し尽くしたテロリストたちに対するのが、短足胴長のただのオジサンというのがいい。
 よくもまぁ、これほど“孤立無援”という言葉がふさわしいシチュエーションを考え出したものだと、まずはその点に敬意を表したい。こういうケースでの警察は無能というのが定番だが、この作品での地元ロス市警もその例に漏れない。そして、少なくとも市警よりも優秀なはずのFBIが、警察に輪をかけて無能なもんだから、観ていたさすがに腹が立ってきた。ハンスらテロリスト・・・・・いや、強盗団が緻密な計画を実行しているのにもかかわらず、たかがテロリストと高をくくっていて、そのお気楽さには開いた口が塞がらない。ジョンと直接話をしているパウエル巡査が指揮を執った方が遥かにマシというものだ。
 そんなワケだから、ジョンの活躍を完全に無視して、「たかがテロリスト」となめてかかったFBIがハンスたちに返り討ちに遭うのを観ると、言っちゃ悪いけど心地良い爽快感に浸れる(笑)。加えて、自らのスクープのためなら、周囲に迷惑がかかろうがお構いなしのTVリポーター、ソーンバーグが、ラストでホリーのグーパンチを食らい、しかもそのざまがOAされてしまうのはさらに爽快だ(笑)。
 ジョンと連絡を取り合うパウエル巡査は好人物で、ラストのジョンとパウエルの抱擁シーンには目頭が熱くなったことを覚えている。