評     価  

 
       
File No. 0025  
       
製作年 / 公開日   2003年 / 2003年10月04日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   滝田 洋二郎  
       
上 映 時 間   113分  
       
公開時コピー   千年の闇を絶て。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   野村 萬斎 [as 安倍晴明]
伊藤 英明 [as 源博雅]
今井 絵理子 [as 蜜虫]
深田 恭子 [as 日美子]
市原 隼人 [as 須佐]
伊武 雅刀 [as 藤原安麻呂]
古手川 祐子 [as 月黄泉]
中井 貴一 [as 幻角]
 
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あ ら す じ    平安の都に日蝕が起き、鬼が現れ人々を食らう事件が続く。右大臣藤原安麻呂は、娘の日美子が日蝕の日以来夜に夢遊病のように彷徨うことを気に病み晴明に助言を求める。一方、博雅は美しい琵琶を奏でる須佐と出会う。実はこの須佐こそ、すでに6人の命を奪った犯人だった。
 その頃世間ではあらゆる病を治癒させるという幻角と名乗る術師が崇められていた。幻角は須佐の父で、彼らは大和に滅ぼされた出雲の民の生き残りだった。神に願をかけ出雲を滅ぼした大和に復讐を誓った幻角は、息子の須佐に八神の末裔を食らわせることによって、荒ぶる神の力を宿させ都を滅ぼすことを目論んでいた。そして、皮肉なことにその八神の末裔の最後の一人は、幻角の実の娘日美子だった。
 晴明は日美子とともに出雲に赴き、日美子の母月黄泉の霊からすべてを明かされる。しかし、彼らを追って幻角と須佐もまた出雲に訪れていた・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    前作は期待せずに観たら予想外に面白かったが、今回はそれなりに期待していただけに、正直言って少々期待を裏切られた感があるのは否定できない。前半は深キョン演じる日美子が主人公であるかのような展開で、肝心の晴明と博雅が脇役に押しやられていたような気がする。また、最後まで悪を貫き晴明と対決した前作の道尊に対し、今回の幻角は悪に徹しきれない弱さがあり、人間的にはいいのだろうが晴明の敵役としては物足りなかった。天の岩戸のシーンはもう少しCGを何とかできなかったのだろうか?あまりに作り物めいており、そこで女の舞を踊る晴明の美しさも半減してしまう。