評     価  

 
       
File No. 0032  
       
製作年 / 公開日   2001年 / 2002年06月08日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ジェシー・ネルソン  
       
上 映 時 間   133分  
       
公開時コピー   いっしょなら、愛は元気。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ショーン・ペン [as サム・ドーソン]
ダコタ・ファニング [as ルーシー・ダイアモンド・ドーソン]
ミシェル・ファイファー [as リタ・ハリソン]
 
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あ ら す じ    知能障害のために7歳児程度の知能しかないサム ・ドーソンは、スターバックスで働きながら一人娘のルーシーとふたりで幸せに暮らしていた。妻はルーシーが生まれてすぐに姿を消してしまったにもかかわらず。
 ルーシーが7歳になった時、すでに父であるサムの知能を超えようとしていた。そしてある日、家庭訪問に訪れたソーシャルワーカーによってサムには養育能力がないとの判断が下され、ルーシーを奪われてしまう。どうしてもルーシーを取り戻したいサムは、敏腕で知られる女性弁護士リタのもとを訪ねる。リタを雇うお金などサムにはなかったが、社会奉仕の仕事もできることを見せつけたかったリタは、功名心から無料でサムの弁護を引き受けるのだった。
 知能は低いがその純粋なサムのひたむきさに打たれ、リタはいつしか心からサムを応援するようになる。そして、サムとルーシーの深い愛情は、やがてルーシーの里親であるランディの心をも動かしたのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    知的障害という難役を演じたショーン・ペンは、アカデミー主演男優賞にノミネートされた。そして、ルーシー役のダコタ・ファニングの演技も素晴らしく、父親を気遣う優しさと賢さ、しかしやはり父親と一緒にいたいという子供らしさの同居した役柄を演じきり、本物の親子以上の深い愛情を表現して見せてくれた。ミシェル・ファイファーも、プライドが高く見栄のためにサムの依頼を引き受けた弁護士だったが、いつしか子を持つ親としてサムを勇気づける心情の変化を巧みに演じている。数少ない本物の「感動」作と言っていい。