評     価  

 
       
File No. 0034  
       
製作年 / 公開日   1990年 / 1990年12月01日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ポール・ヴァーホーヴェン  
       
上 映 時 間   113分  
       
公開時コピー   見たこともない!
いま、新しい大冒険映画をハリウッドは創り上げた。
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   アーノルド・シュワルツェネッガー [as ダグラス・クエイド]
レイチェル・ティコティン [as メリーナ]
シャロン・ストーン [as ローリー]
マイケル・アイアンサイド [as リクター]
ロニー・コックス [as コーヘイゲン]
マーシャル・ベル [as ジョージ/クアトー]
メル・ジョンソン・Jr [as ベニー]
マイケル・チャンピオン [as ヘルム]
ロイ・ブロックスミス [as Dr.エッジマー]
レイ・ベイカー [as ボブ・マクレーン]
ローズマリー・ダンスモア [as Dr.ルル]
デヴィッド・ネル [as アーニー]
アレクシア・ロビンソン [as ティファニー]
ディーン・ノリス [as トニー]
 
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あ ら す じ    毎晩のように火星の夢を見てうなされるダグラス・クエイドは、ある日リコール社を訪れ模造記憶による火星旅行をする。ところが旅行は失敗し、それ以降彼は友人や妻のローリーに殺されそうになる。難を逃れたダグは、見知らぬ男から渡されたトランクを開いたが、そこには過去の自分からのメッセージがあった。彼の正体は、火星を支配するコーヘイゲンの片腕ハウザーという名の諜報員だという。真偽を確かめるために、ダグは火星へ旅立つのだった。
 火星に侵入したダグは、ミュータントたちの街で夢の中で見た女性メリーナに会う。彼女はダグをハウザーだと思い警戒するが、やがて彼をレジスタンスの指導者クアトーの元に連れて行き、協力してコーへイゲンを倒すことを誓う。しかしその頃コーヘイゲンは、レジスタンスの本拠地である地区の空気供給をストップしてしまう。そして、同じミュータントであるベニーの裏切りにあったクアトーはコーヘイゲンの手の者に襲われてしまうが、息絶える前にダグに火星の先住民族の残した大気を作る反応炉リアクターの存在を教える。ダグとメリーナはリアクターを作動させ、仲間を救うことができるのだろうか・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    数多いSF映画の中でも、その独創性・奇抜さといった点において、他の作品群から一歩抜きんでた感のある作品。私はもちろんシュワちゃん目当てで観たのだが、彼が主演でなくとも充分に満足できる内容だと思う。火星の映像を観て既視感を覚える主人公ダグの記憶は、実はすべてある意図があって植え付けられた偽の記憶であり、妻ローリーとの結婚生活までもが偽りの記憶だった。それどころか、ローリーや周囲の友人たちが実はダグを監視するためにコーヘイゲンが差し向けたのだ。もう少しアイデンティティの喪失感に苦しむような描写があってもいいとは思うが、そもそもこの作品は荒唐無稽なSFアクション大作だから、これはこれでアリだろう。
 ダグの妻を演じたシャロン・ストーンの冷たい美しさには目を奪われる。対するメリーナを演じたレイチェル・ティコティンも美人には違いないが、シャロン・ストーンの目を引かずにはいられない輝くような美貌と比べてしまうと、どうしても見劣りしてしまう。メリーナとローリーの配役を逆にして欲しかったなんて思うのは私だけではないはず。
 私がこの作品で気に入っているシーンは、火星へ訪れたダグを追って、妻のローリーが現れるシーン。「あなたは今リコール社にいる。今までの出来事はすべてリコール社での模造記憶によるもので、トラブルで現実に戻らなくなってしまった。」とローリーは言い、医師が差し出すカプセルを飲めば現実に戻れるという。私だったら迷わずに薬を飲んで、再び以前のようにローリーとの生活を送る道を選んだだろう(笑)。しかし、ダグはその言葉が嘘であることを見破り、薬を吐き捨てた。ダグがローリーの言葉の真偽を如何にして知ったか?正解を知りたい方は、是非DVDをご覧ください。