評 価
File No.
0044
製作年 / 公開日
1972年 / 1975年01月
製 作 国
香 港
監 督
ブルース・リー
上 映 時 間
100分
公開時コピー
世紀の闘神ブルース・リー!
鮮烈必殺技のすべてを叩き込んで 宿敵ヨーロッパの群雄を打ち砕く唸り飛ぶ迫真のダブル・ヌンチャク
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ブルース・リー
[as タン・ロン]
ノラ・ミャオ
[as チェン]
チャック・ノリス
[as ゴードン]
ファン・チャンシン
[as ワン]
ロバート・ウォール
[as フレッド]
ジョン・T・ベン
[as ボス]
ウォン・インシク
[as 日本人空手家]
トニー・リュー
[as トニー]
ユニコーン・チャン
[as ジミー]
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あ ら す じ
ローマで
ワン
が経営する中華レストランは、ギャングの地上げにあって苦しんでいた。知り合いの弁護士に相談したところ、香港から一人の男を送ってきた。彼の名は
タン・ロン
といい、拳法の達人だった。タン・ロンの存在を快く思わない店の従業員たちも、彼が店に嫌がらせに来たチンピラたちをあっという間に叩きのめすのを見て心酔していく。そして、誰よりもワンの姪
チェン
はタン・ロンに好意を寄せていた。タン・ロンを邪魔に思うギャングの嫌がらせはますますエスカレートしていくが、ことごとくタン・ロンによって打破される。策に窮したギャングの
ボス
は、タン・ロン打倒のために凄腕の武術家を呼び寄せるのだった。
正月早々にギャングから食事に招待されたタン・ロンたち。罠であることを覚悟の上で誘いに応じた彼らを待っていたのは、
ゴードン
以下3名の空手家たち。他の2人は従業員たちにまかせ、タン・ロンはコロシアムにおいてゴードンとの一騎打ちに臨む。しかし、そこにはさらに大きな罠が待ち伏せていたことを、誰ひとりとして知る由はなかった・・・・・。
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たぴおか的コメント
もちろん、日本での最初の公開時に劇場で観たわけはなく、学生時代に地元の劇場でブルース・リーの特集を上映していた際に、『燃えよドラゴン』『ドラゴン危機一髪』『ドラゴン怒りの鉄拳』『死亡遊技』などと一緒に観た作品。リーのリーによるリーのための映画と言っても過言ではない。ストーリーは単純極まりなく、子供向けのヒーローもののように明快だ。しかし、リーをいかに魅せるかがすべてというような作り方のおかげで、彼の魅力が余すとこなく盛り込まれている。いつもは孤高の人で近寄りがたい雰囲気を持つキャラクターを演じるリーが、この作品では陽気なタン・ロンを演じており、彼に対する親近感がわいてくる。また、ローマを舞台にしていて、ちょっとした観光気分に浸れる・・・・かな?(笑)
共演は『ドラゴン危機一髪』や『ドラゴン怒りの鉄拳』でも共演しているお馴染みのノラ・ミャオで、今まではチャイナ服ばかりだった彼女の洋装は、その美しさをさらに引き立てているように思える。今観ても非の打ち所がない美人だ。そしてもうひとり、世界空手でミドル級チャンピオンの座に6回も就き、『地獄のヒーロー』シリーズでB級とはいえアクション・スターの地位を確立したチャック・ノリスが、マフィアの呼び寄せた空手家ゴードンを演じている。タン・ロンとゴードンとの、コロシアムでの一騎打ちは圧巻でいつまでも忘れられない格闘シーンとして記憶に焼き付いている。