評     価  

 
       
File No. 0057  
       
製作年 / 公開日   2001年 / 2002年11月09日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ピーター・チェルソム  
       
上 映 時 間   91分  
       
公開時コピー   それは、恋心ふるえる“幸せな偶然”
運命の人なら、きっとまた逢える。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ジョン・キューザック [as ジョナサン・トレーガー]
ケイト・ベッキンセイル [as サラ・トーマス]
ジェレミー・ピヴェン [as ディーン・カンスキー]
ブリジット・モイナハン [as ハリー・ブキャナン]
ユージン・レヴィ [as ブルーミングデールの販売員]
ルーシー・ゴードン [as キャロライン・ミッチェル]
ケイト・ブルムバーグ [as コートニー]
リリー・ラヴァイン [as ブルーミングデールのストックガール]
スティーブン・ブルース [as セレンディピティの主人]
ゲイリー・ゲルブラント [as ジョシュ]
デヴィッド・スパロウ [as ジョシュの父]
モリー・シャノン [as イヴ]
ジョン・コーベット [as ラース・ハモンド]
 
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あ ら す じ    クリスマス5日前のニューヨークのデパートで、1つしかない黒のカシミアの手袋を取り合って出会ったジョナサン・トレーガーと英国人女性のサラ・トーマス。すったもんだの結果意気投合した2人は、ケーキの美味しいカフェ“セレンディピティ”で時を共に過ごした後、マンハッタンの中心街にあるリンクでスケートに興じる。互いに恋人がいることを知りながらも惹かれ合うジョナサンとサラ。別れを惜しんだジョナサンは、さらに連絡先を知らせようとすると、運命を信じるサラはある提案をする。ジョナサンは5ドル札に連絡先を書いて使い、サラは持っていた本に連絡先を書いて古本屋に売る。いつの日かその連絡先を見つけることができたなら、ふたりは運命に導かれた相手なのだと。
 数年が過ぎ、ジョナサンは恋人ハリーとの結婚式が間近で、サラもまた恋人のラースからプロポーズされていたが、ジョナサンもサラも互いのことを忘れられなかった。そして、サラはジョナサンを探しにニューヨークへ向かう。ジョナサンはハーレイからプレゼントされた本にサラの名前と連絡先を見つけ、喜び勇んでサラの自宅を訪ねるが、妹のラブシーンをサラだと勘違いし、失望のまま結婚の準備を進める。一方、サラもまた、ジョナサンの5ドル札を発見し、彼の結婚式の会場へ乗り込むが、式は取りやめになっていた・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    ポスターを観た瞬間に「これは絶対に観るべきだ」と思わせる作品で、内容は二の次で“セレンディピティ”の意味も知らずに迷わず劇場鑑賞することとなった。後で調べてみたら、“セレンディピティ”とは“幸運な偶然”という意味で、現実派のジョナサンに対して、「運命ならば必ず会える」という運命論者のサラ。私個人は運命なんてものは信じないたちなのだが、さすがにサラのような美女から言われたら、ジョナサン同様に従うしかないだろうと思う軟弱者なのだ(笑)。とにかく、それほどケイト・ベッキンセイル演じるサラが魅力的な女性なのだ。この手のラブストーリーではヒロインが可愛いというのは絶対条件で、その意味ではストーリーなどそっちのけで高評価を付けてしまいそうだ。
 ふたりがあわやというところでニアミスを繰り返すのにはハラハラさせられっぱなしで、これでもしもハッピーエンドじゃない、なんてことになれば、観客の特に男性陣は暴動を起こしてしまうんじゃないかな(笑)。ただ、ひとこと言わせてもらうなら「運命なんてものは、自分の力で自分の方に向かせるもの。不幸なのは、現状を改善しようとせずに不幸な状況を甘んじて受け入れること自体である」(たぴおか語録)。名言でしょ?