評 価
File No.
0075
製作年 / 公開日
2001年 / 2001年11月10日
製 作 国
日 本
監 督
中江 功
上 映 時 間
124分
公開時コピー
10年の歳月が紡ぎ出す愛の奇跡
かつての恋人と交わした あの約束の日、約束の地へ・・・
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
竹野内 豊
[as 阿形順正]
ケリー・チャン
[as あおい]
ユースケ・サンタマリア
[as 崇]
篠原 涼子
[as 芽実]
マイケル・ウォン
[as マーヴ]
椎名 桔平
[as 高梨]
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あ ら す じ
フィレンツェの工房で絵画の修復士を目指して修業する
順正
は、その順風満帆に見える生活とは裏腹に、心にはいつも空洞を抱えていた。彼の心の空洞とは、学生時代に知り合った香港からの留学生
あおい
を10年前に失ったことだった。そして、彼は今なおあおいを想い続けていたのだった。
そんな順星は晴れて修復士となり、工房の先生からチーゴリの絵の修復という大役を任される。ところが、ミラノで実業家の恋人と生活を送っているあおいと再会してしまう。さらに、修復中の絵を何者かに切り裂かれるという事件によって順正の心は深く傷つき、失意のうちに日本に帰ることになる。だが帰国した彼は、あおいとの別れの裏に、家の財産を守ろうとした父の企みがあったことを知り、再びあおいへの想いを募らせていくのだった。
現実に打ちのめされた順正に残された唯一の希望、それはかつて「30歳の誕生日にフィレンツェの大聖堂で会う」という約束だった。そして、約束の日が訪れ、純正は大聖堂へと向かうのだった。あおいがその約束を覚えている確信もないままに・・・・・。
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たぴおか的コメント
私は原作の小説を読んでいないが、この作品だけ観れば邦画としては稀有の出来映えだと思った。フィレンツェを舞台に描かれた映像はやはり美しいのだが、不思議と舞台を日本に移すと単なる今までの邦画と同じに見えてしまう。それにしても、竹野内は素晴らしい役者だと改めて思った。彼と同世代の俳優の誰を持ってきても、竹野内には見劣りするだろう・・・・・などと書くほど、実は私は竹野内豊のファンなのだ。この映画の目的はケリー・チャンだろう、と周囲の人たちに言われたのだが、それを「違う、竹野内豊目当てだ」と反論すると笑われたのを覚えている。また、脇役のユースケと篠原もいい仕事をしている。