File No.0079
製作年/公開日 1986年 /1986年09月 製  作  国 アメリカ
監      督 ジョン・アーヴィン 上 映 時 間 106分
公開時コピー    
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 アーノルド・シュワルツェネッガー [as マーク・カミンスキー]
 キャスリン・ハロルド [as モニク]
 ダレン・マクギャヴィン [as ハリー・シャノン]
 サム・ワナメーカー [as パトロヴィタ]
あ ら す じ  片田舎の交通取締警官マークは元FBIの捜査官だったが、かつて少女殺害の犯人を半殺しにしたため辞職を余儀なくされてしまった。そんなある日、かつての上司であるFBI捜査長官ハリーが訪ねて来た。ハリーはシカゴ最大のファミリーのボスパトロヴィタを壊滅すべく動いていたのだが、捜査官である自分の息子が殺されてしまった。内部にファミリーと内通している者がいるらしい。そこでハリーは再びFBIに戻れるよう計らうことを条件にして、個人的にマークを雇いファミリーに潜入させようとしたのだった。
 承諾したマークは己れの存在を消し、ジョーイ・P・ブレナーと名乗ってシカゴの暗黒街へ潜入した。彼はまず、パトロヴィタと敵対するラマンスキーの賭博場で暴れ、それを土産にパトロヴィタ経営の賭博場に乗り込む。そして、パトロヴィタの片腕であるロッカに雇われることになった。
 ある日、警察の捜査陣がパトロヴィタの郊外の家を急襲し、大量の麻薬と現金を押収した。怒ったパトロヴィタは麻薬略奪を計画。そこでプレナーは、警察署で爆弾騒ぎを起こしそのスキに乗り込んで略奪する計画を提案。その計画はまんまと成功し、その同時刻に、ブレナーとロッカの部下マックスはラマンスキー一味を襲撃し壊滅させた。だが、マックスがブレナーは偽者であることを調べ出し、ブレナーは組織から警官殺しを命じられる。その警官は墓地で墓参りをしていたハリーだった。ハリーを助けるためにマックスを撃ったブレナーことマークは、パトロヴィタの組織を壊滅させるためパトロヴィタのアジトヘ単身乗り込んでいくのだった。
たぴおか的コメント  原題の"RAW DEAL"とは、直訳すれば「粗野な取引」とでもいったところか。『プレデター2』制作の際に、シュワちゃんは「この作品に自分が出演する必要性を感じなかったために出演を断った」と言っていたが、そういう意味ではこの『ゴリラ』もシュワちゃんでなければならない必然性があるのだろうかが疑問。組織に潜り込み、マフィアのボスの信頼を得ようとするところまでは面白いが、最後はお約束の銃撃戦となってしまい、まさに"RAW DEAL"そのものの結末ではないだろうか。