File No.0094
製作年/公開日 1999年 / 1999年10月02日 製  作  国 アメリカ
監      督 ヤン・デ・ボン 上 映 時 間 112分
公開時コピー  生まれながらに呪われた宿命の家がある・・・
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 リリ・テイラー [as エレノア・ヴァンス/ネル]
 リーアム・ニーソン [as デヴィッド・マロー教授]
 キャサリン・ゼタ=ジョーンズ [as セオ]
 オーウェン・ウィルソン [as ルーク]
あ ら す じ  ヒル・ハウス。そこは130年前、織物業で財を成した実業家ヒュー・クレインが妻と生まれくる子供たちのために建造した豪壮な館だったが、立て続けに起こった悲劇とその後語り継がれた不吉な噂のために長年住む者がいない不気味な館と化していた。マロー教授はヒルハウスを舞台に不眠症患者を集め、館の忌まわしい歴史を伝えることにより不安に対する反応を調べる実験を試みた。
 選ばれたのは病身の母の看護で青春を犠牲にした女性エレノア、優雅な美女セオ、皮肉屋の青年ルークの3人の男女。重苦しく不気味な館は、宿泊したその夜から彼らに恐ろしい正体を見せていく。深夜ドアを叩く大音響に始まったそれは、やがて時が経つにつれエスカレートしていく。なかでもネルは幼い子供の霊が自分を何か隠された真実へと導くのを感じていた。怪現象の連続にセオとルークは苛立ちをつのらせ、マローですら科学でも説明のつかない現象を体験する。やがてネルは館に隠された恐るべき真実を知る。当主クレインは工場の子供を館に集めては彼らを虐殺していたのだ。子供らの霊はネルにそれを伝えようとし、クレインの凶暴な霊はそれをはばもうとしてネルたちを襲ったのだ。
 ネルがその事実を知るや、クレインの霊は彼女をベッドで串刺しにしようとし、ついに館全体が彼らに牙を剥いた。館は脱出を試みる彼らを封じ込めようとし、ルークはその犠牲となるが、ネルは果敢にクレインの霊に挑む。彼女は子供らの霊に教えられ、母の形見から自分が実はクレインの血をひく子孫だと知ったのだ。ネルはクレインの霊に単身立ち向かい、わが身を犠牲にして彼の魂を地獄に送り込むのだった。
たぴおか的コメント  主演のリリ・テイラーが美貌でキャサリン・ゼタ=ジョーンズに劣るのは仕方ないが、それにしてももうちょっと魅力のある女優を選べなかったのだろうか。彼女のおかげで、主人公のネルがどんな窮地に追い込まれようとも、心配することなく安心して観ることができてしまった。とにかく、この作品は派手好きなヤン・デ・ボンのアクション映画以外の何物でもなく、SFXがふんだんに使われているけどただそれだけ。私にとっては見所はキャサリンが出演しているという点だけだった。ポスターもセンターは主演のリリ・テイラーじゃなくてキャサリンだし。