File No.0115
製作年/公開日 1981年 / 1981年04月07日 製  作  国 日  本
監      督 藤田 敏八 上 映 時 間 130分
公開時コピー     
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 浅野 温子 [as 小林さち乃]
 古尾谷 雅人 [as ゴロー]
 山崎 努 [as ムスタングの男]
 原田 芳雄 [as 宮里輝男]
あ ら す じ  夕暮れの第三京浜。白いムスタングから仔猫と若い女の子が放り出され、後ろから来たオートバイの青年に救けられた。こうしてゴローさち乃は出会い、2人は一緒に暮し始めた。ムスタングの男は、仕事仲間の輝男と敬子のカップルと同居している。敬子の子供は2人のどちらが親か分らないまま3人は奇妙な均衡の中で暮していたが、ある日輝男がジョギング中に心臓発作で死んでしまい、彼らのバランスが崩れてしまう。
 一方、さち乃は行きつけのスナックでバイトを始めるが、ゴローと喧嘩になってしまい、ムスタングの男と共に旅行に出る。男は別居中の妻との離婚の書類に判を押すためと、子供のピアノの発表会に行くのが目的だったのだ。
 旅から戻ったある日、さち乃が作業服の男たちに強姦されてしまう。ゴローは必死で男たちを捜し、目茶苦茶に叩きのめした。そんなゴローにさち乃は「あたしよりも仇を討つことしか考えないの」と咳き、再びムスタングの男の元へ行く。そこには敬子とその妹の由紀江と赤ん坊が同居しており、さち乃はそんな生活に馴染めずハウスを飛び出し行方不明になる。消えたさち乃を求めて、男はゴローと会った。そこへゴローが叩きのめした作業服の男たち襲いかかり、中へ割って入った男が腹を刺され3ヶ月の重傷を負ってしまう。そんな時、さち乃が野良猫のようにまたゴローの元へ戻ってくるのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  片岡義男の同名小説を映画化した作品。今観ると、結構な豪華キャストに驚かされる。山崎努、原田芳雄、室田日出男、伊丹十三、石橋蓮司、岸部一徳、鶴田忍、それにクレジットに名前は出ていなかったが、山崎努が娘の発表会の後に酔いつぶれた飲み屋の主人は絶対奥田瑛二だと思う。ビデオで改めて観るまでは内容は全く覚えておらず、ただただ南佳孝の「♪ぅうぉんちゅ〜」で始まる同名の主題歌だけが耳に残っていた。浅野温子のデビュー作なのだが、若かった頃の彼女があんなに可愛かったのかと改めて驚いた。