File No.0119
製作年/公開日 1982年 / 1982年05月15日 製  作  国 日  本
監      督 藤田 敏八 上 映 時 間 104分
公開時コピー     
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 田中 美佐子 [as 越屋弓子]
 山崎 努 [as 三村一郎]
 加賀 まり子 [as 牧村和子]
 浅丘 雪路 [as 三村真知子]
あ ら す じ  予備校生の越屋弓子は、中年講師の三村一郎に秘かに憧れていた。ひょんなことから親しく話をする機会があり、薄汚れた駅前の食堂で三村は「男には、自分の傘に女を入れてやりたい奴と、自分が女の傘に入りたい奴と2通りある。俺は入れて貰うほうだ」と弓子に話した。その夜、2人は酔いつぶれて三村の愛人牧村和子の部屋へ行った。弓子は和子に対して批判的な言葉を投げつけたが、三村に関る人がすべて傷ついていて、傷つきながらもそれぞれの愛を終らせようとはしていないことを知った。三村の家庭は妻の真知子が数年来ノイローゼで、表面的にはうまくいっているように見えたが、虚構の家だった。
 弓子は志望校の早稲田大学に合格し、三村から高価な家具や指輪をプレゼントされた。50年たったら結婚しようという三村の言葉を理解しようとしながらも、彼を愛したことから始まった行場のない淋しさに疲れ始めていた。ある日弓子は、一人旅から帰って来た和子と会っている三村にばったり会い、なごやかそうな二人の姿を見て動揺してしまう。妻の真知子に電話を入れる三村を、弓子は力なく見ているだけだった。そして、「もう大人のふりはおしまい。秩序正しい大人の世界を崩してしまいました」と三村に別れを告げるのだが・・・・・。
たぴおか的コメント  今回ビデオで改めて観てみたが・・・・・やっぱりダメ、退屈で途中からパソコンで別の作業を始めてしまい、気づいたらとんでもなく変なシーンで終わっていた。田中美佐子のデビュー作で、彼女のファンにとってはそれなりに楽しめるのだろう。私も田中美佐子は好きだが、どうもこの作品は馴染めない。ストーリーも平凡で盛り上がりに欠けているし、何故この作品を映画化したのか首をかしげてしまう。それにしても、『スローなブギ』といいこの作品といい、山崎努ばっかりこんないい思いをしていいのだろうか!?