製作年/公開日
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2001年 / 2001年11月23日
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製 作 国
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アメリカ
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監 督
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マイケル・クリストファー
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上 映 時 間
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116分
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公開時コピー
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その愛は毒(ポワゾン)。 人生を狂わせ、心まで裸にする。
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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アントニオ・バンデラス [as ルイス・アントニオ・バーガス]
アンジェリーナ・ジョリー [as ジュリア・ラッセル/ボニー・キャッスル]
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トーマス・ジェーン [as ウォルター・ダウンズ/ビリー]
ジャック・トンプソン [as アラン・ジョーダン]
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あ ら す じ
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19世紀後半のキューバ。コーヒーの輸出業で成功し巨万の富を手にしているルイス。愛などに興味を持たぬ彼は唯一手にしていなかった妻を迎えるにあたって、それが富の象徴だという理由だけでアメリカ人女性を選ぶ。しかし、彼の目の前に現れたジュリアを目にした瞬間、ルイスは彼女の美貌に心奪われてしまうのだった。
ルイスにとってジュリアとの生活は、彼女に謎めいた部分はあったにしても幸せ以外の何物でもなかった。しかし、彼女にアメリカにいる姉エミリーに手紙を書かせたことから、エミリーから依頼を受けたという探偵ダウンズがルイスを訪ねてきて、ルイスはジュリアに不信感を抱くようになる。そしてある日、ジュリアは彼の預金をすべて引き出して姿を消してしまう。
わずかな手懸かりを頼りにジュリアを探すルイスは、ハバナで彼女を見つける。そして、自分はジュリアではなくボニー・キャッスルという名で施設で育ったと彼女から告白されるのだった。再び愛を取り戻したかに見えたルイスとジュリア。しかし、ルイスはダウンズと再会し、ダウンズから本物のジュリア・ラッセルの他殺死体が発見されたとの話を聞かされる。ルイスはジュリアを守るために、ついにダウンズを射殺してしまうのだが・・・・・。
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たぴおか的コメント
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私が観たアンジェリーナ・ジョリーの作品の中では、おそらく最高峰に属するのではないか。冒頭の「美人の奥さんでも構わない?」なんて台詞には「自惚れるのもほどほどにしろ!」なんて思ってしまったが、彼女の魔性の女振りは見事で、最初は騙すつもりだったが次第にルイスに惹かれている気持ちの変化を見事に演じている。また、二転三転するストーリーは観ている者を退屈させない。ラストには不満の声もあったようだが、「天国でやっと2人は一緒になれました」なんていう終わり方よりは遙かに現実的で、またジュリアらしい選択だと思う。少なくとも私は「よくやった!」と言ってやりたい、そんな終わり方だった。また、アントニオ・バンデラスという役者はあまり好きではないが、この作品ではひとりの女性を命がけで愛する真摯な男を演じていて好感が持てた。
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