評     価  

 
       
File No. 0130  
       
製作年 / 公開日   1999年 / 2000年02月  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   アンディ・テナント  
       
上 映 時 間   147分  
       
公開時コピー   ひとりの女性の情熱が王国の運命を変えた。  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ジョディ・フォスター [as アンナ]
チョウ・ユンファ [as モンクット王]
バイ・リン [as タプティム]
トム・フェルトン [as ルイ]
シード・アルウィ [as クララホム首相]
ランダル・ダク・キム [as アラク将軍]
リム・ケイ・シュウ [as チャファ王子]
メリッサ・キャンベル [as ファー・イン王女]
キース・チン [as チュラロンコーン王子]
 
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あ ら す じ      19世紀。夫を亡くしたアンナは一人息子ルイを連れ、シャム(現在のタイ)のモンクット王の依頼でバンコクにやってきた。環境や風習の違いに戸惑うアンナだが、やがて王の聡明な人柄に惹かれていく。その頃、ビルマがシャムへ侵攻しようとしていた。イギリスと同盟を結び抵抗しようと考えたモンクット王は、イギリス人をはじめ諸外国の要人を招いた夜会を計画し、アンナに指導を任せる。夜会は大成功し、王はアンナにダンスを申し込むのだった。
 そんなある日、側室のタプティムが剃髪し尼僧として生きようと宮殿を脱出するが、捕らえられてしまう。恋人との仲を疑われたタプティムは、アンナが口を出したために王の恩赦を受ける機会を失い、処刑されてしまった。この事件をきっかけに、アンナは帰国を考えるようになる。
 そんな中、平和な王朝に不満をもつアラク将軍がクーデターを起こす。王は窮地に陥るが、彼を救ったのはアンナの機転だった。そして最後の夜、王は再びアンナにダンスを申し込む。互いに強く惹かれながらも、2人がそれを口にすることはなかった。
 
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たぴおか的コメント    言わずと知れた『王様と私』のリメイク作品。映像が美しく、147分の長さを感じさせなかった。チョウ・ユンファ扮するモンクット王が、知性に富み寛大な心を持つ王を好演し、ジョディ扮するアンナを寛大に受け止めている。タプティムの一件では、王としての立場と人間としての宥恕の心との葛藤に苦しむ姿は印象的。それに引き替え、ジョディ扮するアンナは、モンクット王の信頼を得ているのをいいことに、余計な口出しばかりする口うるさい女性としか映らなかった。それにしても、ジョディ・フォスターはふけたなぁ、と思わずにいられない。この作品の公開時で37歳だが、実年齢よりもかなり上に見えてしまう。