File No.0134
製作年/公開日 1981年 / 1981年06月06日 製  作  国 日  本
監      督 深作 欣二 上 映 時 間 122分
公開時コピー    
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 沢田 研二 [as 天草四郎時貞]
 千葉 真一 [as 柳生十兵衛]
 真田 広之 [as 伊賀の霧丸]
 大関 優子 [as 細川ガラシャ]
あ ら す じ  1638年。徳川幕府のキリスト教弾圧に端を発した島原の乱で首を伐たれた天草四郎時貞。しかし、恨みを抱いた四郎の魂は魔界の者となり甦った。四郎は、彼と同じく生前に裏切られたり夢を果たせなかった者を集めて、幕府に復讐を企てる。細川ガラシャ、宮本武蔵、宝蔵院胤舜、伊賀の霧丸、柳生但馬守宗矩たちが魔界衆となって次々と甦り、四郎のもとに集う。ガラシャは四代将軍家綱に接近し、お玉の方に扮して大奥に入る。そして、家綱を自らの体に溺れさせ、家綱は狂気を帯びていく。悪に徹しきれない霧丸は、若い少女と恋仲になり脱走を図るが、四郎に斬り殺されてしまう。
 柳生十兵衛は、頻繁に起る不思議な事件が魔界から甦った者たちの仕業とつきとめる。十兵衛は、山中に暮す刀鍛冶に魔物を斬るための妖刀を作ることを依頼する。そして、手始めに武蔵が十兵衛の妖刀によって斬り倒される。一方、江戸城はお玉と家鋼の部屋から出火した火に包まれていた。燃えさかる炎の中で天草四郎は、父・柳生宗矩倒した十兵衛とついに相まみえるのだった・・・・。
たぴおか的コメント  沢田研二が演じる天草四郎が妖しく美しい。全編にわたって暗い背景のため、ジュリーの四郎がまるで光を放つかのように妖しく光る。そして、その脇を緒方拳、室田日出男、丹波哲郎、若山富三郎らといった豪華メンバーが固めている。監督は『バトル・ロワイヤル』の深作欣二。四郎に対するのは、JAC(ジャパン・アクション・クラブ)の主宰者である千葉真一で、確か当時は真田広之もJACの一員だったと記憶している。ジュリーファンにはたまらない作品だったことだろう。それほど、彼の魅力が作品に占める割合は大きいと思う。。