製作年/公開日
|
2001年 / 2002年03月23日
|
製 作 国
|
アメリカ
|
|
監 督
|
ラッセ・ハルストレム
|
上 映 時 間
|
111分
|
公開時コピー
|
人生最高の ニュースを 伝えたい
|
最初に観たメディア
|
|
キ ャ ス ト
|
ケヴィン・スペイシー [as クオイル]
ジュリアン・ムーア [as ウェイヴィ]
|
ジュディ・デンチ [as アグニス]
ケイト・ブランシェット [as ペタル]
|
|
あ ら す じ
|
新聞社で印刷のインク係を務める中年男クオイルは、ある日知り合った女性ペタルとベッドを共にする。彼女との間に娘バニーをもうけるが、奔放なペタルはクオイルを裏切って別の男と遊び歩いた挙げ句、事故死してしまう。失意のクオイルは、バニーを連れて叔母のアグニスと共に、父の故郷であるニューファンドランド島に移り住む。
クオイルは地元の新聞社に職を得て、シッピング・ニュースを担当することになる。そして、託児所を営む若き未亡人ウェイヴィと知り合い、彼女に恋心を抱くのだった。そんなある日クオイルは、友人からクオイルの一族の先祖が海賊であるという事実を知らされる。また、クオイル一族の生き残りから、叔母アグニスの悲しい過去を知ってしまう。それまで自分の殻に閉じこもって生きてきた男が、初めて自らの存在に疑問を感じるのだった。そして、島に大きな嵐が訪れる。家は嵐で壊されてしまうが、その後には絶景が残った。それはあたかもその時のクオイルの心境を象徴するかのようだった。
|
たぴおか的コメント
|
実に静かにストーリーが進行していく作品。原作を読んでいないのでその素晴らしさはわからないが、少なくともこの作品だけを観ると、主人公のダメな中年男をケヴィン・スペイシーが好演しているのは認めるが、胸を打つような感動もなく平板な印象しか残らない。そもそも、自分が生まれる遙か前の祖先が海賊だったとしても、それが本人にとってどれほどの衝撃をもって受け止められるかが大いに疑問だ。海で死体に遭遇するシーンも、叔母アグニスの過去に導く布石なのだろうが、単なる付け足しにしか思えない。期待して観ただけに、ちょっと残念な作品。
|