評     価  

 
       
File No. 0163  
       
製作年 / 公開日   1999年 / 2000年02月26日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ティム・バートン  
       
上 映 時 間   98分  
       
公開時コピー   謎の連続殺人事件、犯人も被害者も・・・・・首がない!?  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ジョニー・デップ [as イカボッド・クレーン]
クリスティーナ・リッチ [as カトリーナ・ヴァン・タッセル]
ミランダ・リチャードソン [as ヴァン・タッセル夫人]
マイケル・ガンボン [as バルタス・ヴァン・タッセル]
キャスパー・ヴァン・ディーン [as ブロム・ヴァン・ブラント]
ジェフリー・ジョーンズ [as スティーンウィック牧師]
リチャード・グリフィス [as フィリップス治安判事]
イアン・マクディアミッド [as トーマス・ランカスター医師]
マイケル・ガフ [as ジェームズ・ハーデンブルック書記]
クリストファー・ウォーケン [as 首なし騎士]
マーク・ピッカーリング [as ヤング・マスバス]
リサ・マリー [as レディ・クレーン]
スティーヴン・ワディントン [as キリアン]
クレア・スキナー [as ベス・キリアン]
クリストファー・リー [as ニューヨーク市長]
 
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あ ら す じ    1799年。ニューヨーク北方の村スリーピー・ホロウで首なし連続殺人事件が発生し、科学捜査を主張する下級巡査イカボッド・クレーンが事件の捜査のため派遣される。村の長老たちから、南北戦争時に悪名を馳せた首なし騎士が殺人を続けていると聞かされたイカボッドは、実際に目の前で首なし騎士が殺人を行うのを目撃し怖じ気づいてしまう。しかし、村の有力者バルタス・ヴァン・タッセルの娘・カトリーナ・ヴァン・タッセルと殺された父の復讐を誓う少年ヤング・マスバスの協力を得て、首なし騎士を探すべく森へ踏み込む。
 ついに首なし騎士の棲み家である死者の木を発見したイカボッドは、誰かが騎士を操り特定の人間を殺していると推理した。調べを進めるうちにバルタスが村の長たるヴァン・ギャレット家の遺産を狙っていたことを知るが、その彼も騎士に殺されてしまう。イカボッドは彼の寝室や教会に魔術の“呪いの眼”を描いたカトリーヌを犯人だと考え、村を立ち去ろうとする。しかし、彼女が描いた模様が“呪いの眼”ではなく、実は“愛する者を守る”ものだと知り、カトリーナを守るために村へと引き返すのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    全編がモノトーン調の色彩で統一され、18世紀のアメリカの寒村の雰囲気を巧みに醸し出している。映画のサイトを見ると、この作品のジャンルはホラーになっているが、確かに首なし騎士が次々と首を切り落として人を殺すから、それなりにエグさもおどろおどろしさもある。が、ビビりなイカボッドを巧みに演じるジョニー・デップの上手さも相俟って、コミカルな味付けがされているのがいい。その辺りは、ティム・バートンの手腕のなせる技だろう。ジョニー・デップ主演作の中でも、たぴおか的にはトップクラスのお気に入り作品だ。
 そのイカボッドだが、確かに彼の主張は立派だし正論なのだが、実は危ない場面で何度も気絶する『トリック』の上田次郎のような主人公で、また、奇妙な器具で捜査を行う様は、一種のブラック・ユーモアがうまく表現されていて気に入った。ヒロインのカトリーナを演じたC・リッチは、ブルネットをブロンドに染めての登場には少々驚いたが、やはり可愛いものは可愛い(笑)。
 首なし騎士を演じたのはクリストファー・ウォーケン。よくこんな役柄を引き受けたものだが、メイクなしでも結構コワイ顔をした(失礼!)彼にはうってつけの役だったのかも。彼のコミカルなメンを知っている者にとっては、首梨木氏も怖いだけじゃなく、どこか笑えるような気がする微妙なルックスかも知れない。また、ニューヨーク市長に扮していたのが、あのドラキュラ役の名優クリストファー・リーだったとは・・・・・作品公開後数年が経過するまで全然気づかなかった。