製作年/公開日
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1971年 / 1972年04月
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製 作 国
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イギリス
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監 督
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スタンリー・キューブリック
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上 映 時 間
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137分
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公開時コピー
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レープと超暴力とベートーベンだけに すべてのエネルギーを費やす 恐るべき若者たち!
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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マルコム・マクドウェル [as アレックス]
パトリック・マギー [as アレクサンダー]
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ウォーレン・クラーク [as ディム]
ジェームズ・マーカス [as ジョージー]
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あ ら す じ
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ロンドン。15歳のアレックスをリーダーとする一味は、毎夜暴力とSEXに酔いしれていた。しかし、ある夜部下のディムとジョージーに裏切られ、アレックスは警察に捕まってしまう。
刑務所で模範囚を演じるアレックスは、政府が試みようとしていた犯罪者の人格を人工的に改造する治療法に志願する。治療が終わったアレックスは、暴力やSEX、それに大好きだったベートーベンまでにも肉体的に拒絶反応を示す、しかし道徳の欠落した欠陥人間として解放されるのだった。
解放されたとはいえ彼には帰る家がなく、挙げ句に昔の仲間だったディムとジョージーに暴行を受け、助けを求めた屋敷は昔彼が暴行を働いたアレクサンダーの屋敷だった。アレクサンダーは優しくアレックスを迎え入れるが、実は密かに昔の復習を企てていたのだった。次の朝、アレックスはベートーベンの第九で目が覚める。苦悶にのたうち回るアレックスは、ついに窓から身を投げ自殺を図るのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
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久しぶりに観直したのだが、1971年に制作されたにもかかわらず全く古さを感じさせない。そして、相変わらず強烈なインパクトで迫ってくる。万人受けする作品とは言い難いかもしれない。ただ、キューブリック監督の作品が難解だと言われるのは、彼は作品中であまりに何も語らず(2001年宇宙の旅などはその典型)、観る者の自由な感性に委ねる部分が多いためだと思う。だから、この作品もおそらくこれといった一つの解釈に縛られることなく、観た者が観たままに受け取ればいいと思う。そして、その解釈を決して他人に押しつけてはいけないのだ。ちなみに、私はこの作品を1972年の公開当時に観た訳ではないので、そんなに歳はとっていません。誤解のないように(笑)。
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