【File No.0186】

製作年／公開日 2003年 ／ 2003年10月25日 製　　作　　国 アメリカ 監　　　　　　督 クエンティン・タランティーノ 上　映　時　間 113分 公開時コピー 　許せない。　許さない。 最初に観たメディア 　Theater 　Television 　Video キ　ャ　ス　ト 　ユマ・サーマン ［as ザ・ブライド］ 　ルーシー・リュー ［as オーレン・イシイ］ 　ヴィヴィカ・Ａ・フォックス ［as ヴァニータ・グリーン］ 　マイケル・マドセン ［as バド］ 　ダリル・ハンナ ［as エル・ドライバー］ 　デヴィッド・キャラダイン ［as ビル］ 　千葉　真一（サニー千葉） ［as 服部半蔵］ 　栗山　千明 ［as ゴーゴー夕張］ 　國村　隼 ［as 田中組長］ 　北村　一輝 ［as 小路組長］ 　風祭　ゆき ［as 青葉屋女将］ 　佐藤　佐吉 ［as 青葉屋支配人］ あ　ら　す　じ 　毒ヘビ暗殺団で最強と言われた元エージェントの女ザ・ブライドが、4年間の昏睡状態から奇跡的に目を覚ます。彼女は自分の結婚式の最中に、かつてのボスであったビルとその手下たちに襲われ、銃で撃たれて瀕死の重傷を負ったのだ。友達も夫も、腹の中に宿っていた子供もみんな死んだ。彼女は復讐を決意し旅に出るのだった。 　彼女は沖縄へ飛び、服部半蔵と会う。目的は既に刀鍛冶を引退した服部半蔵に刀を打ってもらうことだった。1ヶ月の後半蔵の名刀を手に入れたザ・ブライドは、最初のターゲットであるオーレン・イシイのいる東京へ向かう。 　東京に着いたザ・ブライドは、オーレン一味が集合していた青葉屋に乗り込むが、彼女を迎えたのはクレイジー88と称する暗殺集団と、制服を着た女子高生の殺し屋ゴーゴー夕張だった。彼らを全滅させたザ・ブライドは、ついにターゲットのオーレンと相まみえることに。深手を負いながらもオーレンを討ち果たしたザ・ブライドは、次のターゲットであるヴァニータ・グリーンの自宅を訪れる。そして、ヴァニータの幼い娘の目の前で、ヴァニータをも倒すのだった。 　一方、オーレンが倒された報告を彼女の秘書から聞いたビルは、意外な言葉を口にする。「ブライドは娘が生きていることを知っているのか？」と。4年前の惨劇のショックで死産だったと思っていたザ・ブライドの子供は、無事生まれ育っていたのだった・・・。 たぴおか的コメント 　おいおい、タランティーノの日本好きはわかるが、そのわりには日本文化の考証がメチャクチャだぞ。『ラストサムライ』の時代じゃないんだから、現代の日本で殺し屋全員が日本刀を持って出迎えなんてあり得ないし、その舞台となった青葉屋も一体何の店なんだかさっぱりわからない。服部半蔵が刀鍛冶だなんて話も聞いたことがない(延々と続いた服部家の末裔が刀鍛冶だというんだろうけど）。この作品が笑えると評価する人が多いが、血が噴き出すシーンがあまりに多く、私にはＢ級のスプラッタ・ムービーにしか見えなくて全く笑えない。それにしても、ザ・ブライドが日本で来ていた黄色いスーツは『死亡遊戯』のブルース・リーを彷彿とさせ、青葉屋で次から次へと襲いかかる日本人は『ドラゴン怒りの鉄拳』を見ているようで、この作品はもしかしてブルース・リーに対するオマージュなのか？・・・とてもそうは思えないが。