評 価
File No.
0197
製作年 / 公開日
2002年 / 2002年03月23日
製 作 国
日 本
監 督
井坂 聡
上 映 時 間
118分
公開時コピー
2002年阪神優勝!?
トラの救世主は、パートタイムピッチャー。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト
長島 一茂
[as 大原幸嗣]
鶴田 真由
[as 大原優子]
橋爪 功
[as 瀬川監督]
竹中 直人
[as 古賀和男]
宅麻 伸
[as 江川常務]
駒田 徳広
[as 武藤秀吾]
國村 隼
[as 楊]
山本 未来
[as 小嶋典子]
さとう 珠緒
[as 椎橋純子]
吹越 満
[as 矢部]
米田 良
[as 大原俊介]
神山 繁
[as 成田社長]
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ
200X年夏。阪神タイガースは甲子園球場限定の謎の抑えの覆面エース、
ミスター・ルーキー
の活躍で快進撃を続けていた。ミスター・ルーキーの正体は、大手ビール・メーカーに勤務する32歳のサラリーマン
大原幸嗣
。高校時代は甲子園予選の決勝に進出する程の剛腕の持ち主で、マッサージ師で阪神のトレーナーでもある
楊
との出会いをきっかけに、パートタイム・ピッチャーとして球界入りを果たしたのだ。そして、その秘密を知るのは
瀬川監督
と楊だけ。今の仕事を捨ててまでプロになる自信の無かった彼は、妻の
優子
や小学生の息子の
俊介
にももうひとつの仕事を明かしていなかった。
ある日、幸嗣の会社で新製品ルーキービールのCMモデルに、ミスター・ルーキーの起用案が持ち上がった。しかも、阪神がリーグ優勝すれば全国発売になるという。交渉役に抜擢された幸嗣は、早速瀬川監督に相談。そんな彼に、瀬川監督はミスター・ルーキーの甲子園球場以外での登板を要求した。果たして、その条件を飲まされ奮闘して見せる幸嗣であったが、やがて二重生活の疲れはピークに達し、登録を抹消されることとなってしまう。仕事と夢の両方を失いかけ、自信喪失の幸嗣。しかし、実は夫がミスター・ルーキーであることに気づいていた優子に励まされた彼は奮起。宿敵・ガリバースとのリーグ優勝を賭けた最終戦に登板し、最後の打者・宿敵
武藤
を迎えた彼は、ついに公衆の面前で覆面をはずすのだった・・・・・。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント
野球を描いた作品としては、実際にプロ野球のシーンを挿入したり、本物のプロ選手(阪神の藪、矢野、檜山、八木、広沢)を登場させているため、「選手がプロに見えない」というこの種の作品の欠点を補っている。阪神ファンにとっては、宿敵ガリバース(ジャイアンツを想定した球団)に勝って優勝するなんていう、堪えられない作品だろう。が、すっかり太ってかつてのスイングの片鱗すら見られないバースまで登場させるとは、いくら何でも悪のりし過ぎではないか。ストーリーは見ている側のほぼ予想通り進行して意外性はなく、今ひとつ盛り上がりにも欠けていた気がする。