評     価  

 
       
File No. 0197  
       
製作年 / 公開日   2002年 / 2002年03月23日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   井坂 聡  
       
上 映 時 間   118分  
       
公開時コピー   2002年阪神優勝!?
トラの救世主は、パートタイムピッチャー。
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   長島 一茂 [as 大原幸嗣]
鶴田 真由 [as 大原優子]
橋爪 功 [as 瀬川監督]
竹中 直人 [as 古賀和男]
宅麻 伸 [as 江川常務]
駒田 徳広 [as 武藤秀吾]
國村 隼 [as 楊]
山本 未来 [as 小嶋典子]
さとう 珠緒 [as 椎橋純子]
吹越 満 [as 矢部]
米田 良 [as 大原俊介]
神山 繁 [as 成田社長]
 
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あ ら す じ    200X年夏。阪神タイガースは甲子園球場限定の謎の抑えの覆面エース、ミスター・ルーキーの活躍で快進撃を続けていた。ミスター・ルーキーの正体は、大手ビール・メーカーに勤務する32歳のサラリーマン大原幸嗣。高校時代は甲子園予選の決勝に進出する程の剛腕の持ち主で、マッサージ師で阪神のトレーナーでもあるとの出会いをきっかけに、パートタイム・ピッチャーとして球界入りを果たしたのだ。そして、その秘密を知るのは瀬川監督と楊だけ。今の仕事を捨ててまでプロになる自信の無かった彼は、妻の優子や小学生の息子の俊介にももうひとつの仕事を明かしていなかった。
 ある日、幸嗣の会社で新製品ルーキービールのCMモデルに、ミスター・ルーキーの起用案が持ち上がった。しかも、阪神がリーグ優勝すれば全国発売になるという。交渉役に抜擢された幸嗣は、早速瀬川監督に相談。そんな彼に、瀬川監督はミスター・ルーキーの甲子園球場以外での登板を要求した。果たして、その条件を飲まされ奮闘して見せる幸嗣であったが、やがて二重生活の疲れはピークに達し、登録を抹消されることとなってしまう。仕事と夢の両方を失いかけ、自信喪失の幸嗣。しかし、実は夫がミスター・ルーキーであることに気づいていた優子に励まされた彼は奮起。宿敵・ガリバースとのリーグ優勝を賭けた最終戦に登板し、最後の打者・宿敵武藤を迎えた彼は、ついに公衆の面前で覆面をはずすのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    野球を描いた作品としては、実際にプロ野球のシーンを挿入したり、本物のプロ選手(阪神の藪、矢野、檜山、八木、広沢)を登場させているため、「選手がプロに見えない」というこの種の作品の欠点を補っている。阪神ファンにとっては、宿敵ガリバース(ジャイアンツを想定した球団)に勝って優勝するなんていう、堪えられない作品だろう。が、すっかり太ってかつてのスイングの片鱗すら見られないバースまで登場させるとは、いくら何でも悪のりし過ぎではないか。ストーリーは見ている側のほぼ予想通り進行して意外性はなく、今ひとつ盛り上がりにも欠けていた気がする。