評     価  

 
       
File No. 0208  
       
製作年 / 公開日   2004年 / 2004年10月23日  
       
製  作  国   中  国  
       
監      督   ウォン・カーウァイ  
       
上 映 時 間   130分  
       
公開時コピー   その不思議な未来(2046)では
ミステリートレインが動きだし
アンドロイドが恋に落ちる。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   トニー・レオン [as チャウ]
木村 拓哉
コン・リー
フェイ・ウォン
チャン・ツィイー
カリーナ・ラウ
チャン・チェン
マギー・チャン
 
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あ ら す じ    1960年代の香港。チャウと名乗る一人の男がホテルに投宿し、近未来を部隊にした小説を書いている。ホテルのルームナンバーは2046。そして、小説のタイトルも『2046』。小説の中の登場人物は、2046を目指しミステリー・トレインに乗り込む。列車の乗務員は、全員が美しい女性のアンドロイドだった。2046に行けば、失われた自分を見つけることができる。しかし、それが真実なのかを知る者は誰もいない。なぜなら、2046から帰ってきた者は誰もいないから。
 今、再び男は2046へ向かう列車の中にいた・・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    この作品は、決して近未来を描いたSF作品でも、ミステリー作品でもない。2046とは、香港が中国に返還された1996年から50年後の2046年、つまり、移行期間を経過し社会主義体勢でのスタートとなる運命の年を意味しており、その意味を理解する必要があるようだ。さらに言えば、この作品を本当に理解するためには、同監督の作品『欲望の翼』『花様年華』を観るべきとのこと。中身についてはもう一度作品を観なければ詳しくは言えないが、個人的にはあまり好みの作品とは言いかねる。と言うより、正直全く面白くもなければ意味も不明。ただ、ひとつだけ言わせてもらうならば、木村拓哉の存在。予想通り彼はこの作品でも「オレは木村拓哉だ」を貫いていて、どうも作品から浮き上がっている気がしてならない。どんな役を演じても木村拓哉でしなかない彼などではなく、日本人青年役であれば他に適役はいくらでもいるはず。話題作りと日本人観客の動員のためだけに彼に白羽の矢が立ったとしか思えない。