評     価  

 
       
File No. 0211  
       
製作年 / 公開日   2004年 / 2004年10月30日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   土井 裕泰  
       
上 映 時 間   119分  
       
公開時コピー   雨の季節に訪れた、6週間のせつない奇蹟。
    
その愛は優しい雨のように心に降ってくる。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   竹内 結子 [as 秋穂澪]
中村 獅童 [as 秋穂巧]
武井 証 [as 秋穂佑司]
浅利 陽介 [as 高校時代の巧]
平岡 祐太 [as 高校生の佑司]
大塚 ちひろ [as 高校時代の澪]
美山 加恋 [as 小学生の佑司の同級生・彩]
森田 正光 [as お天気キャスター]
岡田 浩暉
田中 圭
豊島 由佳梨
半海 一晃
兎本 有紀
中村 嘉葎雄 [as 荻原(巧の上司)]
市川 実日子 [as 永瀬みどり(巧の同僚)]
YOU [as 浜中晶子(佑司の担任教師]
松尾 スズキ [as 洋菓子店店主]
小日向 文世 [as 野口医師]
 
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あ ら す じ    秋穂巧は一年前に妻のに先立たれ、記憶障害や人混みに耐えられないという病気を抱えながら、ひとり息子の佑司と2人で暮らしていた。そんな梅雨のある日、死んだはずの澪と森の中で再開する。彼女は記憶を一切失ってしまっていたが、それは病気のためだと澪に説明し、巧と佑司は澪を迎え入れて3人での生活を再び始める。そして、巧はゆっくりと彼女に自分たちの恋の歴史を語っていくうちに、再び澪に恋をしている自分に気づく。そして、澪もまた巧に愛情を抱くようになるのであった。
 自らが結婚して母親になっていることを次第に受け入れ、巧と祐司との暮らしに次第に馴染んでいく澪。こうして彼らの幸せな暮らしは以前と変わらず永遠に続くと思われたが、巧と祐司はあることを危惧していた。それは、澪が雨の季節が終わると共に、彼らの前から姿を消してしまうということだった。そんなある日、澪は何気なく自らの日記帳を読み返していて、その中に書かれていたある事実にショックを受けるのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    原作をコミックで読んで気に入っていたので、映画化したらイメージが壊れるのではないかという危惧を抱いていたのだが、その心配は杞憂に終わったようだ。もちろん竹内結子も中村獅童もよかったが、祐司役の武井証君が、まるでコミックの中から抜け出してきたようなはまり役だった。この手の作品は子役の適・不適で作品自体の出来も大きく左右されるから、その意味では文句なしの合格点。異論は多いと思うが、たぴおか的には今年観た作品の中ではナンバーワンの作品だった。余談だが、祐司のクラスメートの女の子があの『僕と彼女と彼女の生きる道』で凛ちゃんを演じた美山加恋ちゃんだったことに全く気づかなかったのは不覚(笑)。