File No.0232
製作年/公開日 2004年 / 2005年03月26日 製  作  国 日  本
監      督 荻上 直子 上 映 時 間 105分
公開時コピー  俳句なんて ジジイのうわ言、ババアのたわ言!?
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 関 めぐみ [as 高山治子]
 小林 きな子 [as 内山マコ]
 蓮沼 茜 [as 田中弘美=Pちゃん]
 橋爪 遼 [as 山岸実]
 細山田 隆人 [as 土山義仁]
 高岡 早紀 [as ヨーコ先生]
 中村 靖日 [as 中村]
 嶋田 久作 [as 三浦]
 もたい まさこ [as 校長]
 柄本 明 [as 爺ちゃん]
 杉本 哲太 [as 高田マスオ]
あ ら す じ  統廃合を2年後に控えた松尾高校。校長はそれまでに何とかして校名を歴史に刻みたい一心で、俳句甲子園への出場を気弱な国語教師高田マスオに命じる。俳句甲子園に出場するためには1チーム5人が条件。集められたメンバーは、なかなかクラスになじまない2年生の帰国子女治子、外見重視のチアリーダー部をクビになったマコ、治子に憧れる1年生のウクレレ少女Pちゃん、密かに治子に恋する写真部員土山、そして野球部の万年補欠選手山岸。こうして彼らは俳句甲子園での優勝を目指すハメになる。
 最初は全くやる気のなかった部員達も次第に俳句に興味をもち始めるが、練習を見学に行った優勝候補の古池高校に完膚無きまでに叩きのめされてしまう。そして迎えた俳句甲子園。治子達松尾高校は、1回も勝てずに予選落ちしてしまう。しかし、敗者復活戦で最後のチームワークが生んだ俳句が認められ、松尾高校は見事に戦線に復帰することになる。ところが、準決勝で迎えた対戦相手は、あの優勝候補の古池高校だった・・・・・。
たぴおか的コメント  寄せ集めの部員達で構成された部が、全国大会を勝ち上がっていくというストーリーはよくあるが、スポーツではなく俳句とはまた地味な題材を選んだものだと思ったが、次第にスクリーンに釘付けにさせられてしまった。5人の部員達が皆個性的で、それに気の弱い教師役がピッタリな杉本哲太も加わって、全く退屈させられることなく楽しめた。また、敵役の古池高校は部員全員が「句」と胸にプリントされたTシャツを着るなど、そこまでするか?という気がしないでもないが、逆にそのバカバカしさが心地良い。ただ、周囲があまりに個性的であるがために、主人公の治子の存在感が今ひとつ薄く感じるのは残念。