File No.0235
製作年/公開日 2002年 / 2005年01月22日 製  作  国 スペイン
監      督 イマノル・ウリベ 上 映 時 間 104分
公開時コピー  いつまでも忘れない
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 クララ・ラゴ [as キャロル]
 フアン・ホセ・バジェスタ [as トミーチェ]
 アルバロ・デ・ルナ [as アマリオ]
 マリア・バランコ [as アウローラ]
あ ら す じ  1938年の春。ニューヨークで生まれ育った12歳の少女キャロルは母親アウローラに連れられ、母の故郷である内戦状態のスペインの小さな村へやってくる。アウローラは余命残り少なく、せめて故郷で父に看取られたいと考えていたのだ。母の病のことなど何も知らないキャロルは、義勇兵として国際旅団に参加している父の身を案じ、落ち着かない日々を過ごしていた。
 ある日母が息を引き取った。キャロルは叔母の家族に預けられるが、叔母の拘束を苦痛に感じたキャロルは、強引に祖父を説き伏せ、祖父の祖父の家で一緒に暮らし始める。そんな彼女を支えたのが、腕白だけど心優しい少年トミーチェで、やがて互いに恋心を抱きはじめる。そんな中、内乱が終わりを告げ、戦争に敗れた父がキャロルの元に戻ってくるのだが・・・・・。
たぴおか的コメント 内戦中のスペインで、母を亡くしながらも健気に生きる少女にさらに訪れた悲劇・・・・・なのだが、主人公キャロルの心理描写が浅薄なために、どうしても感情に起伏のない無感動な少女に見えて仕方ない。そのあたりが、この作品にのめり込むことが出来なかった原因だと思う。母に続いて大事なものを失った割には深い悲しみに囚われた様子もなく、感動も今ひとつだった。主演のクララ・ラゴはこの作品のために髪を短く切ったために中性的な印象を受けたが、実はかなりの美少女だと知って驚いた。そのことを事前に知っていれば、多分観た印象も違ってきたかも知れない(笑)。