評     価  

 
       
File No. 0236  
       
製作年 / 公開日   2005年 / 2005年02月19日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   君塚 良一  
       
上 映 時 間   115分  
       
公開時コピー   涙の謎が解き明かされる時、監察医マコトの心は愛に震えた。  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   東山 紀之 [as 白川真言]
和久井 映見 [as 白川絵梨]
哀川 翔 [as 四条優]
室井 滋 [as 中江桃子]
ベッキー [as 坂下久美]
河合 美智子 [as 野田泉]
三輪 ひとみ [as 橋本の妹]
りりィ [as 高見の妻]
小堺 一機 [as ギャラリーオーナー]
中島 啓江 [as 桂田文江]
別所 哲也 [as 橋本京平]
佐野 史郎 [as 村山純一]
武田 鉄矢 [as 高見耕一]
 
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あ ら す じ    法医学監察医の白川真言には、この世に強い思いを残して死んだ者の霊が見えた。その日も、解剖を待つ女子大生の遺体や、突然死した少女の遺体が、彼に何かを訴えかけていた。その姿は、声に耳を傾け、思いを伝えてやるまで消えることはない。人と違う能力に苦しむ真言を、妻の白川絵梨は「声を聞いてあげなさい」と優しく励ます。しかしその妻も、半年前に交通事故でこの世を去っていた。絵梨は何を伝えたいのか。
 真言は、絵梨が通っていたギャラリーのオーナーから、絵梨はいつも男性と一緒だったと聞かされる。その男性・橋本京平と会って話を聞こうとした真言だったが、驚いたことに橋本も半年前に亡くなっていた。死因はマンションからの飛び降り自殺だとのことだった。ところが、橋本の妹が真言に兄の死の鑑定を依頼してくる。彼女は、兄・橋本は絵梨にマンションから突き落とされて死んだと言う・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    和久井映見が主演で、キャストも結構豪華(他に武田鉄矢、佐野史郎、別所哲也、河合美智子らが出演)なのだが、中身は残念ながら今ひとつの出来。真言の能力を説明するのに徒に時間を費やしているような印象を受けたし、真言と絵梨の気持ちが疎遠になっていった様子が描かれていないため、肝心のクライマックスでも感動を覚えることがなかった。唯一この作品で感情の起伏を感じられたのは、娘を殺された父親役の武田鉄矢が娘と別れるシーンだけ。和久井映見ファンの私にとっては非常に残念な作品。