File No.0245
製作年/公開日 2004年 / 2005年02月05日 製  作  国 アメリカ
監      督 ケヴィン・スミス 上 映 時 間 81分
公開時コピー  忘れられない人がいる、すべての人のための85分。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト  イーサン・ホーク [as ジェシー]
 ジュリー・デルピー [as セリーヌ]
あ ら す じ  ウィーンで14時間を共に過ごしたアメリカ人青年ジェシーとフランス人のセリーヌ。半年後に会う約束は叶わないまま、9年の月日が流れた。その時の経験を小説にしたジェシーは、パリの有名書店で行われた朗読会に出席し、セリーヌと再会する。驚きと喜びを分かちあう2人だが、ジェシーには帰国のフライトが迫っている。空港へ向かうまでの85分間、ジェシーとセリーヌは散歩にでかけ、9年前の思い出や現在の生活、お互いの今の気持ちを語りあっていく。
 9年前、セリーヌは祖母が亡くなったためにウィーンへ行くことが出来ず、その時のことをずっと引きずっていた。そして、パリの街を歩きながら、2人は9年間の思いを語り合うのだった。結婚して子供もおり作家として成功したジェシー。対するセリーヌにも写真家の恋人がいた。しかし、9年前のわずか一晩の出来事を境に、彼らはいずれも燃え尽きてしまっていた。そして、この再会をきっかけに、そんな彼らの心に再び灯が点るのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  9年前に公開された『恋人達の距離(原題:BEFORE SUNRISE)』の続編。前作が非常に素晴らしい出来だったために、それをぶちこわすことのないように恐る恐る観に行ったが、相変わらず2人の会話がすべての作品で、9年たって大人になった2人の心の動きを感じることができ、再び作品に思い切り取り込まれてしまった。気に入ったのはラストシーンで、セリーヌのセリフ”You're gonna miss the plane・・・・・”。果たしてジェシーは予定通りの飛行機に搭乗してニューヨークへ帰ったのか否か?また、さらに10年後の彼らのストーリーも存在するのか否か?できることならこの感動をまた時間を置いて味わってみたい、そう思わせる名作だ。