File No.0254
製作年/公開日 2004年 / 2005年05月21日 製  作  国 アメリカ
監      督 マイク・ニコルズ 上 映 時 間 103分
公開時コピー  カラダを重ねるたび、唇が嘘を重ねる。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 ジュリア・ロバーツ [as アンナ]
 ジュード・ロウ [as ダン]
 ナタリー・ポートマン [as アリス]
 クライヴ・オーウェン [as ラリー]
 コリン・スティントン
 ニック・ホッブス
あ ら す じ  通勤者であふれる朝のロンドン。新聞記者のダンは、車と接触事故を起こしたアリスを助ける。ニューヨークでストリッパーをしていたアリスは、その日ロンドンに着いたばかりだった。2人は恋に落ち、同じ部屋で暮らし始める。
 1年後、処女小説の出版を控えたダンは、小説に掲載する写真を女性写真家アンナに撮影してもらうが、彼女に一目惚れしてしまう。アンナは恋人のいるダンを拒むが、しかし心ではどこかダンに惹かれていた。その一方でアンナは、ダンが女性を騙ってインターネットでチャットした医師のラリーと出会い、2人は結婚することになる。しかし、それぞれの愛はやがて運命的に交錯してゆくのだった。
 アンナの写真の展覧会が開かれ、4人は一堂に会する。そして、ダンとアンナの恋が再燃し、2人は体を交えるがラリーはそのことを知らない。そしてある日、ついにダンはアンナと寝たことをアリスに打ち明けてしまい、アリスは姿を消してしまう。一方のアンナも学会から帰ったラリーに、何度もダンに抱かれたと告白するのだった。そして、アンナはダンを愛していてラリーとは分かれたいと切り出すが・・・・・。
たぴおか的コメント  ハッキリ言って、ナタリー・ポートマンがいなければ観る価値がない、と言っても過言でないくらい彼女の一人舞台に見えた。ナタリー扮するアリスが車と接触事故を起こすところから始まり、ラストはやはりアリスがニューヨークを闊歩するシーンで終わっているし。私は以前からジュリア・ロバーツはあまり好きではなかったが、今年の『オーシャンズ12』とこの『クローサー』でそれが決定的になった。痩せたためにただでさえ大きな口がさらに大きく見え、全く魅力的を感じない。アリスを捨ててアンナに走ったダンの気が知れない、と思った男性は少なくないはず。クライヴ・オーウェンは、ちょっと偏執的な性的嗜好を持つ医師ラリーを見事に演じきっていて、最後は巧妙なやり方でアンナを手に入れている。それに対して、ダンは結局「二兎を追う者は一兎をも得ず」の言葉通りアンナとアリスの2人とも失ってしまうという対照は面白い。