File No.0255
製作年/公開日 2005年 / 2005年04月16日 製  作  国 日  本
監      督 滝田 洋二郎 上 映 時 間 11分
公開時コピー
 恋をすると鬼になる
越えてはいけない愛の結界。
 阿修羅目覚める時、逆しまの天空に不落の城浮かび、現し世は魔界に還る
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 市川 染五郎 [as 病葉出門]
 宮沢 りえ [as つばき]
 大倉 孝二 [as 俵蔵]
 皆川 猿時 [as 滝次]
 樋口 可南子 [as 美惨]
 土屋 久美子 [as 花魁]
 韓 英恵 [as 笑死]
 小日向 文世 [as 四代目鶴家南北]
 内藤 剛 [as 国成延行]
 渡部 篤郎 [as 阿倍邪空]
あ ら す じ  文化文政時代の江戸。人を喰う鬼どもが跳梁跋扈し、幕府はこれを討つために「鬼御門」を結成。頭領国成延行とその腹心邪空らは片っ端から鬼を斬り倒していた。そんな江戸で人気を博していた舞台役者病葉出門も、かつては鬼御門の副長だったが、5年前のある事件をきっかけにそれまでの全てを捨て去り、鶴屋南北の一座に入ったのだった。
 ある日、鬼御門は鬼女美惨に遭遇する。美惨は、間もなく鬼の王・阿修羅が復活し鬼がこの世を支配すると告げる。一方、出門は盗賊団“闇のつばき”の一員である美しい娘つばきに出会う。出門はたちまちつばきに魅了され恋に落ちる。つばきもまた出門に惹かれていくが、出門に会ったことをきっかけにできた肩の痣が、痛みとともに広がっていく。その痣こそ鬼の王・阿修羅の証しであった。
 阿修羅の力を得んとした邪空は、美惨と頭領国成を自らの手に掛け、つばきを執拗に追っていた。そして、5年ぶりに出門と邪空は再会し、彼ら2人はつばきを巡って壮絶な死闘を繰り返すことになる。しかし、傷ついた出門を命がけでかばうつばきを見た美惨は、2人を解放する。つばきは真実の恋に落ちると阿修羅に転生するという宿命を背負っていたのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  染五郎ってやっぱり上手いなぁ、というのが第一印象。彼の演技を観るだけでも価値があるかも知れない。そして、今までは嫌いだった宮沢りえも、女優としては認めざるを得ないと感じた。そして、敵役の渡部篤郎。セリフが聞き取りにくいのは相変わらず困ったものだが、それでも染五郎と互角に渡り合って見劣りしない。彼らの脇を内藤剛志、小日向文世、樋口可南子らが固めており、芸達者な役者がそれぞれの役割を果たすとやはり観応えがある。余談だが、鬼が鬼御門に斬られると緑色の血を流すが、あれじゃぁまるでプレデターだよ(笑)。