評     価  

 
       
File No. 0256  
       
製作年 / 公開日   2005年 / 2005年04月23日  
       
製  作  国   韓  国  
       
監      督   キム・ジウン  
       
上 映 時 間   120分  
       
公開時コピー   一瞬の決断が呼び覚す愛。
その先にあるのは、破滅。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   イ・ビョンホン [as ソヌ]
シン・ミナ [as ヒス]
キム・ヨンチョル [as カン社長]
キム・レハ [as ムンスク]
ファン・ジョンミン [as パク社長]
エリック [as デグ]
チン・グ [as ミング]
オ・ダルス [as ミョング]
キム・ヘゴン [as テウン]
チョン・ユミ
 
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あ ら す じ    ソウルを一望できる優雅なスカイラウンジ。7年かかってホテルの総マネージャーまで昇りつめたソヌの城だった。冷酷なほどに頭の切れる男ソヌは、表にも裏にも通るその手腕により、裏社会にも絶大な力を持つカン社長の信頼を一身に受けていた。ホテルの社長であり、ソヌのボスでもあるカンは、裏社会を牛耳る冷酷無比な男で、ある秘密を抱えていた。若い愛人ヒスのことだ。カンはヒスに他の男がいるのではないかという考えに苛まされていた。
 ある時、カンは上海に出張に行く3日の間、ソヌにヒスの見張りを命令する。ヒスに他の男がいた場合にはケリをつけろ、と。そして、ソヌはついにヒスが若い男と一緒の所に踏み込む。しかし、ヒスのことを忘れることを条件に男を見逃すのだった。そして、このことが上海から戻ったカンの怒りに触れてしまう。
 以前からモメていた別組織のボス・パクが、ソヌを拉致して半殺しの目に遭わせる。そのことを知ればカンが黙っていない、そうパクに言うソヌだったが、実は既にカンに見捨てられていた。ヒスの相手の男を見逃したのは、ソヌがヒスを好きになったからだと察したカンは、自分がソヌに侮辱されたと感じ、ソヌを殺そうとするのだった。
 命からがらに逃げ出したソヌは銃を手に入れ、組織に尽くした自分を簡単に使い捨てにしたカンに対する復讐を始めるのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    組織から見放された男が、単身組織に対して復讐を挑むという、何の変哲もない平凡なストーリーで、見所はといえばイ・ビョンホンのカッコ良さとでも言っておこうか。悔しいけれど、前半の彼はカッコイイと認めないわけにはいかない。ある意味、イ・ビョンホンのプロモーション・ビデオでも観ているような気にさせられる。
 ソヌがカンの愛人を好きになったことがカンの逆鱗に触れた、ということだが、ソヌがヒスを本当に好きになったのか、そこまでに至る過程が全くと言っていいほど描かれていないために説得力に欠ける。クライマックスでは、頭を撃ち抜かれたはずのソヌが死なずに銃撃戦を続けたりといった、まるでターミネーターのようなソヌに理解に苦しむ箇所もあった。