評     価  

 
       
File No. 0259  
       
製作年 / 公開日   2005年 / 2005年06月11日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   手塚 昌明  
       
上 映 時 間   116分  
       
公開時コピー  
消滅するのは
歴史か、俺たちか?
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト   江口 洋介 [as 鹿島勇祐]
鈴木 京香 [as 神崎怜]
鹿賀 丈史 [as 的場毅/織田信長]
北村 一輝 [as 飯沼七兵衛]
綾瀬 はるか [as 濃姫]
生瀬 勝久 [as 森彰彦]
嶋 大輔 [as 三國陸曹長]
的場 浩司 [as 与田]
宅麻 伸 [as 蜂須賀小六]
中尾 明慶 [as 藤介]
伊武 雅刀 [as 斎藤道三]
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ    2003年10月。陸上自衛隊の東富士駐屯地では対プラズマ用人工磁場シールドの展開実験を行なっていた。ところがその最中に想定外の暴走事故が発生し、実験に参加していた的場ら第3特別実験中隊が460年前の戦国時代へタイムスリップしてしまう。そして2年後。あらゆる物質を飲み込むホールが日本各地に出現する。原因は過去に飛ばされた的場毅たちが、過剰に歴史に干渉したためだった。
 事態収拾のための組織“ロメオ隊”が結成され、かつて的場率いる特殊部隊の精鋭だった鹿島勇祐は、女性自衛官神崎怜から事の真相を聞かされ、的場の救出作戦に同行することとなる。そして、2005年10月。的場たちがタイムスリップした時と同じ状況のもと、ロメオ隊は1549年へのスリップに成功するのだった。
 彼らが1549年で見たものは、強大な軍事力により本物の織田信長に取って代わり、日本の歴史を書き換えようという野望を抱いた的場だった。拳銃や機関銃で武装した兵士や、空を飛ぶヘリ。彼らに与えられた残された時間は74時間で、それを過ぎると現代には戻れなくなってしまう。そして、ロメオ隊の真の任務は、的場ら第3特別中隊の壊滅にあったのだった・・・・・。
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント    半村良の同名小説を千葉真一主演で映画化した『戦国自衛隊』のリメイク版。前作を観ていないために、先入観なしに楽しむことができた。追って、前作(1979年)をDVDで観たが、自衛隊がタイムスリップするという設定以外は全く別作品と考えた方が良さそうだ。聴覚障害の方のために字幕がつけられていたため、上映が始まってしばらくの間は日本語の作品であることを忘れて字幕を目で追っている自分に気づいた(笑)。
 2時間の枠内に収めるために、登場人物の心理を深く描くことが出来なかったのだろうと思われる点に物足りなさを感じるものの、退屈させない娯楽大作に仕上がっているのは間違いない。城のセットも見事で、なるほど制作費がかかっているな、と納得。個人的には、伊武雅刀演じるコミカルな斉藤道三が気に入った。