評     価  

 
       
File No. 0260  
       
製作年 / 公開日   2004年 / 2005年05月28日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   鈴木 清順  
       
上 映 時 間   111分  
       
公開時コピー   狸と人は恋におちてはなりませぬ。  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   チャン・ツィイー [as 狸姫]
オダギリ ジョー [as 雨千代]
薬師丸 ひろ子 [as お萩の局]
由紀 さおり [as びるぜん婆々]
山本 太郎 [as 駝鳥導士]
高橋 元太郎 [as 家老狸]
パパイヤ鈴木 [as 次郎狸]
篠井 英介 [as 弥助]
市川 実和子 [as コメ]
平 幹二朗 [as 安土桃山]
美空 ひばり [as 光の女人]
 
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あ ら す じ    美しさも富も名声もすべて自分が一番であろうとするがらさ城城主・安土桃山は、推定100歳の予言者・びるぜん婆々に今日も同じ質問を投げかけていた。「生きとし生けるもので一番美しいのは誰だ?」。しかし、びるぜん婆々の答えは、安土桃山の世継ぎ雨千代がまもなく父の美しさを凌ぐというものだった。怒り狂った安土桃山は、息子を誰一人として生きて帰れないという霊峰・快羅須山へと追放する。
 父の罠から逃れた雨千代は、偶然唐の国から狸御殿に招かれていた狸姫と出会う。たちまち2人は恋に落ちるのだが、狸と人の恋を許さないお萩の局や、狸姫もろとも雨千代を葬り去ろうとする安土桃山らが障害となり、2人の恋は前途多難を極めていた。そして、狸姫との恋を諦めた雨千代は、自ら狸御殿を去ってしまう。雨千代を追って狸姫は御殿を飛び出すが、運悪く安土桃山と出くわしてしまう。そこへ雨千代も現れ、安土桃山は2人まとめて亡き者にしようと刃を振りかざすのだった。
 安土桃山の刀から雨千代をかばった狸姫は、深手を負ってしまう。彼女を救うには快羅須山にしかいないと言われる極楽蛙の声を聞かせることだと聞いた雨千代は、狸姫を救うために単身快羅須山へと向かうのだが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    正直な感想を言わせてもらうと、チャン・ツィイーのギャラは安くないと思うが、それ以外は本当に金をかけていないなぁと思ったこと、そして、チャン・ツィイーが出演していて彼女が可愛ければそれで満足・・・・・なのだが、それではもう書くことがなくなってしまう(笑)。
 オペレッタとは、オペラから派生した大衆音楽喜劇と解釈しているが、その通り歌あり踊りありで退屈させない作品になっていると思う。由紀さおりのソロはさすがに見事と言うほかなく、薬師丸ひろ子も久しぶりに観たが演技力と澄んだ歌声は健在だった・・・・・が、せめて眉だけはちゃんと書いて欲しかった(笑)。劇中で狸姫も「眉は太からず細からず」って歌っていたし・・・・・。