製作年/公開日
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1999年 / 2003年05月31日
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製 作 国
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アメリカ / オーストラリア
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監 督
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ジェーン・カンピオン
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上 映 時 間
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115分
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公開時コピー
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空に抱かれ太陽に愛され、それでも私はひとりだった。
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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ケイト・ウィンスレット [as ルース・バロン]
ハーヴェイ・カイテル [as P・J・ウォータース]
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ジュリー・ハミルトン [as ミリアム]
ソフィー・リー [as イボンヌ]
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あ ら す じ
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オーストラリアに住む若くて美しい女性ルースは、友人のプルーとインド旅行に出かける。その途中で出会ったヒンズー教の導師ババに魅せられ心酔したルースは、ババと結婚しインドで暮らすことを決意してしまう。
一人で帰国したプルーから事情を聞いたルースの両親は、娘の洗脳を解くため、カルト脱会請負人の第一人者P・J・ウォータースをアメリカから呼び寄せると同時に、父が危篤と偽り何とかルースをシドニーの我が家へ連れ戻す。颯爽と現れたP・Jは、3日間で彼女の洗脳を解くと自信たっぷりに告げると、ルースと2人で砂漠の真ん中に建つ小屋に閉じこもる。そして、経験に裏打ちされた自信に満ちたP・Jと終始挑戦的なルースの2人の闘いが始まるのだった。
P・Jの処置は確実に成功しているかに見えた。しかし、ある夜カルト教団のビデオを観せたことから、ルースが今までの支えをすべて失ったかのようにP・Jを求めてくる。P・Jは誘惑に打ち勝てずに彼女を抱いてしまい、そこから歯車が狂い始めるのだった。
ルースの精神状態は不安定で、時に反抗的だが時に自分を責めて落ち込んでしまう。そして、期限の3日を過ぎた4日目に、P・Jに申し訳ないという理由から小屋を逃げ出そうとするのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
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ケイト・ウィンスレットが、文字通り体当たりの演技を見せてくれている。まさか、『タイタニック』のわずか2年後に制作されたこの作品で、ケイトが全裸を披露しているとは思ってもいなかったので、にわかファンとしては嬉しいやら悲しいやら複雑な心境だ。作品の前半は教団によるマインド・コントロールをいかにしてP・Jが解きほぐしていくかという点に興味が惹かれるが、途中から洗脳云々はどこかへ行ってしまう。そして、今度は逆にP・Jがルースへの愛に溺れてしまい、「2人でインドへ行ってババに助けてもらおう」などと叫ぶとは、とんだミイラ取りに半分呆れてしまった。P・Jがルースを愛するのはわかるが、ルースが情けない中年男を何故愛するようになったのか、どうしてもその点だけは理解できない(かなり私情が絡んでいるかも)。
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