File No.0270
製作年/公開日 2005年 / 2005年05月07日 製  作  国 日  本
監      督 本広 克行 上 映 時 間 118分
公開時コピー    
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 ユースケ・サンタマリア [as 真下正義]
 寺島 進 [as 木島丈一郎]
 小泉 幸太カ [as 小池茂]
 高杉 亘 [as 草壁中隊長]
 松重 豊 [as 爆発物処理班班長]
 甲本 雅裕 [as 緒方薫]
 遠山 俊也 [as 森下孝治]
 柳葉 敏郎 [as 室井慎次]
 水野 美紀 [as 柏木雪乃]
 西村 雅彦 [as 前主十路]
 石井 正則 [as 矢野君一]
 金田 龍之介 [as 熊沢鉄次]
 國村 隼 [as 片岡文彦]
 大和田 伸也 [as 安住部長]
 辻 萬長 [as 町屋忠正]
 矢島 健一 [as 菅野部長]
 八千草 薫 [as 片岡智代]
あ ら す じ  2003年11月24日、レインボーブリッジを封鎖して解決した「台場連続殺人事件」。 その事件直後、真下正義警視は報道陣に取り囲まれ、警視庁初の交渉人として事件解決の経過を説明していた。それから1年。2004年12月24日、雪乃とクリスマス・イブのデートの約束をしていた警視庁交渉課準備室課長の真下は、その日の午後、突然室井管理官から呼び出しを受ける。
 室井は、東京の地下鉄の最新鋭実験車両(通称:クモ)1両が何者かに乗っ取らる事件が発生したという。網のように張り巡らされた大都市・東京の地下鉄の盲点を突く犯行。乗降客200万人の命が、爆走するたった1両の車両によって危険にさらされてしまう。犯人からの連絡はなく、何が目的の犯罪なのかもわからないまま、理由なき犯罪に錯綜する捜査。そして、1年前の真下の報道陣へのインタビューを見ていた犯人が、交渉の窓口として真下を指名してきたのだった。
 迷走する地下鉄全車両にも、時間的限界が迫りくるとともに、大切な雪乃との約束の時間も刻一刻と迫っていた。そんな中、ついに犯人は真の目的が新宿のコンサート・ホール爆破にあることを告げる。そして、そのホールにはTTRの総合指令長片岡の母や雪乃までもがいた!そして、犯人のヒントから、ラヴェルのボレロのシンバルの音に同調して起爆装置が働くことを突き止める。しかし、爆発を阻止するためには、シンバルを鳴らさないことに加え、地下で行方不明になっているクモに搭載された起爆装置をも破壊しなければならなかった・・・・・。
たぴおか的コメント  既に公開から1ヶ月以上たっているが、未だに劇場は満席に近い状態なのには辟易した。少なくとも『踊る2』よりは面白い作品だと思う。『踊る』は青島を筆頭とするキャラクターで魅せる作品なのに対し、この作品はストーリーに重きが置かれている気がした。ただ、主人公の真下が交渉人という立場上、動き回ることなく犯人と電話で対話する時間がほとんどで、そのあたりに物足りなさを感じた観客もいただろうと思う。個人的には、主人公の真下よりも乱暴な言葉遣いでヤクザまがいの風体の木島(彼の階級が警視だとは驚いた。あれが警視とは世も末か(笑))の方が魅力的なキャラに映る。また、久しぶりにあの小泉孝太郎が出演していたことをエンドクレジットを観て知ったが、どの役柄だったのかは帰宅してネットで調べるまでは分からなかった。