製作年/公開日
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2005年 / 2005年06月18日
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製 作 国
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アメリカ
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監 督
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クリストファー・ノーラン
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上 映 時 間
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140分
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公開時コピー
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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クリスチャン・ベイル [as ブルース・ウェイン/バットマン]
リーアム・ニーソン [as ヘンリー・デュガード]
マイケル・ケイン [as アルフレッド]
モーガン・フリーマン [as ルシウス・フォックス]
ゲイリー・オールドマン [as ゴードン警部補]
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渡辺 謙 [as ラーズ・アル・グール]
ケイティ・ホームズ [as レイチェル]
キリアン・マーフィ [as ジョナサン・クレイン]
トム・ウィルキンソン [as カーマイン]
ルトガ・ハウアー [as アール]
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あ ら す じ
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ゴッサム・シティの大富豪の御曹司として、幸せな少年時代を送っていたブルース・ウェインの人生は、目の前で両親が殺されて以来一変した。悲劇の発端を招いてしまった罪悪感、抑えがたい犯人への復讐心、父から受け継いだ善行への使命。さまざまな葛藤を抱え、ブルースは世界を放浪する旅に出る。
ヒマラヤの奥地でラーズ・アル・グール率いる“影の同盟”のもと、デュガードに師事して心身を鍛錬したブルースは、どうしてもラーズ・アル・グールの言う正義を受け入れられず、影の同盟と戦う羽目に。ラーズ・アール・グールを倒し、崖から転落しそうになったデュガードを救ったブルースは、ヒマラヤを後にしゴッサムに戻るのだった。
ゴッサムでは、幼なじみのレイチェルが検事となり悪と戦っていた。そしてブルースも、自らのすべてを賭け悪と闘うことを決意する。闇の番人、バットマンはこうして誕生したのだった。
その頃ゴッサムでは、街全体に毒を散布するという企みが進められていた。そして、ブルースの誕生日、パーティーにはラーズ・アル・グールを名乗る人物が訪れる。ブルースとデュガードら影の同盟との再会だった。影の同盟は、ゴッサムを街ごと粛正するために毒を散布するという・・・・・。
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たぴおか的コメント
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今までのバットマン作品の中では、間違いなく一番いい。子供の頃に両親を殺されたトラウマを抱えたブルースが、“影の同盟”と出会うことで「正義」という概念に葛藤しながらも、バットマンとして街を守る決意をするに至った、その経緯がバットマン・ファンでなくともすんなり受け入れられるように作られている。レイチェルが最後に素顔のブルースに語った言葉「あなたはマスクを着けている。あなたの本当の顔はバットマンだ。私の好きなブルースはどこかへ行ってしまった。街に平和が戻れば彼も帰ってくるだろう。」とは、裏を返せば「街に平和を取り戻すまで、あなたはバットマンとして戦わなくてはならない」という叱責の言葉で、おそらくはブルースの心の深く突き刺さったことだろう。ラストシーンではジョーカーの登場を臭わせて、巧みな終わり方を見せている。観て損はない作品。
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