File No.0281
製作年/公開日 2005年 / 2005年06月04日 製  作  国 日  本
監      督 村上 正典 上 映 時 間 101分
公開時コピー  A True Love Story   美女とヲタクの純情初恋物語
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 山田 孝之 [as 電車男]
 中谷 美紀 [as エルメス]
 国仲 涼子 [as りか]
 瑛太 [as ひろふみ]
 佐々木 蔵之介 [as ひさし]
 木村 多江 [as みちこ]
 岡田 義徳 [as よしが]
 三宅 弘城 [as たむら]
 坂本 真 [as むとう]
 西田 尚美 [as エルメスの友人]
 大杉 漣 [as 電車の中の酔っ払い]
あ ら す じ  電車内で酔って暴れる酔っ払いから若い女性を救ったヲタク青年22歳は、彼女いない歴22年。彼は実家在住のシステムエンジニアで、見るからにヲタクを地でいくタイプ。電車で助けたその女性から、お礼をしたいからと住所と名前を聞かれた彼は、その日の出来事をネットのチャット仲間に報告した。そして、彼はいつしか仲間から電車男と呼ばれるようになる。
 数日後、彼女からお礼が送られてきた。中身は、高級ブランドのエルメスのティーカップだった。ところが、電車男はどう対応していいかもわからず、いつものチャット仲間に助けを求める。そんな彼に対して、ネットの仲間たちは何とかしてやりたいと知恵を絞り、できる限りのアドバイスを与え、時に叱りながらも温かく見守るのだった。彼氏にふられた看護師が女性の立場からアドバイスしたり、サラリーマンが自分の体験を語ったり、ヒマな専業主婦が渇を入れたり、ヲタク3人組が自分達の夢のように熱く励ましたり、引きこもりの青年がちょっと冷めた意見を言ったり、と様々なアドバイスが彼に届けられる。
 それらの真摯な励ましを受けて、電車男はチャットの仲間内で“エルメス”と名付けられた彼女との距離を一歩一歩縮めていくのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  観る前は全く期待していなかったのだが、結構良かった・・・・・と言うより、最近観た作品の中では最も良かった。エルメス役の中谷美紀が芸達者なのは当然のことながら、いつも伏せ目がちでしか相手と話が出来ず、自分の言いたいこともハッキリ言えない、そんなオタク青年を、山田孝之が実に見事に演技していて感心した。ちなみに、上の画像にも乗っている電車男のオタッキーな髪型は、エルメスと初めて食事をするまでのわずかな間だけの髪型。それにしてもこの作品、登場人物の名前は「電車男」というハンドルネームと「エルメス」というあだ名以外の名前が一切登場しない。上のキャスト欄に載せた役名はオフィシャルサイトで初めて知ったわけで、もちろん作品中には一切登場しない名前だ。上映が終わって席を立つ時、近くにいた女性が「これだったらもう一回観てもいいよね」と友達に話していたが、全く同感。未だに劇場が賑わうのも当然の成り行きと言っていいだろう。