評     価  

 
       
File No. 0284  
       
製作年 / 公開日   2005年 / 2005年09月17日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ティム・ストーリー  
       
上 映 時 間   107分  
       
公開時コピー   最強の4人! 最凶の1人!  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ヨアン・グリフィズ [as リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック]
ジェシカ・アルバ [as スーザン・ストーム/インビジブル・ウーマン]
クリス・エヴァンス [as ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ]
マイケル・チクリス [as ベン・グリム/ザ・シング]
ジュリアン・マクマホン [as ビクター・ヴァン・ドゥーム]
ケリー・ワシントン [as アリシア・マスターズ]
ハミッシュ・リンクレイター [as レオナード]
ローリー・ホールデン [as デビー・マクルヴェーン]
デヴィッド・パーカー [as アーニー]
ケヴィン・マクナルティ [as ジミー・オフーリハン]
マリア・メノウノス [as 看護師]
マイケル・コプサ [as ネッド・セシル]
 
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あ ら す じ    天才科学者のリード・リチャーズは、人間の進化に影響する宇宙嵐を調査する資金集めに奔走していた。そして、学生時代からのライバルだったビクター・ヴァン・ドゥームを頼ったのだが、そこでリードは昔の恋人スーザン・ストームジーに再会する。ビクターは資金提供に研究の成果を自分の功績にするという条件を出してくるが、親友ベン・グリムの反対を押し切って、リードはこの条件を飲むのだった。
 リードは、ベン、スー、その弟ジョニー・ストーム、そしてビクターと共に宇宙へ旅立つ。そして、ビクターの宇宙ステーションで宇宙嵐の実験の準備を開始するが、ベンが宇宙空間で作業をしているさなか、リードの計算よりも数時間も早く宇宙嵐が到来してしまう。そして、ベンを救出しようとした彼らは全員が宇宙嵐の放射線を浴びてしまうのだった。
 地球に戻った彼らは、やがて不思議な力が身に付いていることに気づく。リードは全身がゴムのように伸縮自在、スーは体を透明にでき、ジョニーは体から炎を発することができるようになり、ベンは全身が岩石と化し凄まじいパワーを身につけていた。そして、ビクターもまた放射線を浴びており、電気を自在に操る能力を身につけていた。実験の失敗と自らの会社の危機に苛立ちをつのらせたビクターは、その怒りの矛先ををリードたち4人に向けるようになる・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    久しぶりにジェシカ・アルバを見たが、彼女の髪はブロンドだったかなぁ?確か、『ダーク・エンジェル』ではブルネットだったはずだが・・・。まぁ、髪がブロンドであれブルネットであれば、彼女は美しくてカッコいいのには違いない。この作品に対する書き込みを見ると、まぁジェシカに関するネタが多いこと多いこと・・・・・。自分の同類がこれほど多いとは思わなかった(笑)。
 この作品の原作アニメは、確か1960〜70年代に『宇宙忍者ゴームズ』という邦題を付して放映されていたはず。でも、覚えてたのは「伸びろ!ゴームズ!」「」消えろ!スージー!」という主題歌だけ。改めて実写版で観てみたが、これが「トンデモ映画になってるんじゃないか?」という予想を覆して、これが面白い。キャラクター設定が明確で、主人公なのに一番地味なリード、悪ふざけの度が過ぎる、まるで悪ガキのようなジョニー、そして他の3人と違い見た目が変わってしまったベンの悲哀感など、それらがコミカルな基調に巧く取り入れられている。ベンの指が太すぎて電話のボタンが押せなかったり、リードの顔に付いた寝癖など、細部に及んだ描写がまた面白い。
 予定調和と揶揄されない展開だが、その分安心して観ていられる。所詮この手の勧善懲悪ものは、最後に必ずヒーローが勝たなければいけない。ラストシーンでは、続編を臭わせるような終わり方で、次にまたこの4人と再会できるのが楽しみだ。