File No.0286
製作年/公開日 2005年 / 2005年07月30日 製  作  国 日  本
監      督 阪本 順治 上 映 時 間 127分
公開時コピー  生きろ。絶対に生きろ。 未来は渡さない。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 真田 広之 [as 仙石恒史]
 寺尾 聰 [as 宮津弘隆]
 佐藤 浩市 [as 渥美大輔]
 中井 貴一 [as 溝口哲也/ヨンファ]
 勝地 涼 [as 如月行]
 チェ・ミンソ [as ジョンヒ]
 吉田 栄作 [as 竹中勇]
 谷原 章介 [as 風間雄大]
 豊原 功補 [as 杉浦丈司]
 光石 研 [as 若狭祥司]
 鹿内 孝 [as 湊本仁志]
 平泉 成 [as 明石智司]
 岸部 一徳 [as 瀬戸 和馬]
 原田 美枝子 [as 宮津芳恵]
 原田 芳雄 [as 梶本幸一郎首相]
あ ら す じ  東京湾沖で訓練中の海上自衛隊イージス艦「いそがぜ」で、艦長が何者かに殺害された。宮津副艦長は、専任伍長の仙石に犯人が如月一等海士であると告げ、乗務員を艦から退去させる。しかし宮津は、実は某国の対日工作員ヨンファと共謀しおり、艦内すべてのミサイルの照準を首都圏に合わせたと通告してくる。そして、そのミサイルの弾頭には、わずか1リットルで半径30kmを壊滅させることができる特殊兵器“GUSOH(グソー)”が搭載されていた。
 「いそかぜ」の艦内を熟知している仙石は、ひとり艦を取り戻すために「いそかぜ」へ戻る。一方、防衛庁情報局の渥美たちが対策に乗り出す。なす術を失った政府は、米軍の新型爆弾を使い、「いそかぜ」を空から消滅することを検討するのだが・・・・・。
たぴおか的コメント  今年はこの手の大型海洋アクション邦画が3作も公開される。『ローレライ』、『亡国のイージス』、そして『男たちの大和』と。さすがに連発されると、どれをとっても同じような気がしてしまい、結局『ローレライ』は観ずに『イージス』を観たわけになる。ちなみに、『大和』は観ないつもりだ。さて、キャストの豪華さはさすがで、また作品自体もスケールの大きい重厚な仕上がりになっていると言える。邦画史上最高の予算をつぎ込んだと言われる『戦国自衛隊1549』を上回る出来だ。ただ、細かい点について言わせてもらうならば、仙石と如月のたった二人によって鎮圧されてしまう程度の作戦しか立てられなかった工作員ヨンファは極めて頭が悪いと言えるだろうし、ラストで仙石の両足を撃って動きを封じたのだが、なぜあそこで仙石を射殺しなかったのか。もし射殺していれば、ヨンファの目論見は成功で終わったはず。まぁ、そんな重箱の隅をつつくような真似はせずに、このスケールの大きさを楽しむべき作品だろう。