File No.0295
製作年/公開日 2005年 / 2005年11月03日 製  作  国 アメリカ / チ ェ コ
監      督 テリー・ギリアム 上 映 時 間 117分
公開時コピー  誰も知らないグリム童話が生まれる
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 マット・デイモン [as ウィル・グリム]
 ヒース・レジャー [as ジェイコブ・グリム]
 モニカ・ベルッチ [as 鏡の女王]
 ジョナサン・プライス [as デラトンベ」]
 レナ・ヘディ [as アンジェリカ]
 ピーター・ストーメア [as カヴァルディ]
 マッケンジー・クルック [as ハイドリック]
 アレーナ・ジェコヴォヴァ [as 赤い頭巾の少女]
あ ら す じ  19世紀のドイツ。兄ウィルと弟ジェイコブのグリム兄弟は各地の村を旅して、その地に伝わる古い物語を集め回っていた。その一方で、村人たちを苦しめている恐ろしい魔物がいればそれを退治し、賞金を手にしていた。ところが、退治した魔物の正体は兄弟とその助手たちがでっち上げたイカサマだった。ところが、ある時とうとうイカサマがバレて、兄弟は将軍デラトンベに捕まってしまう。そして、死刑を特赦にすることを条件に、ある村で起きている少女連続失踪事件の解明を命じられるのだった。
 村を訪れた兄弟と将軍の部下カヴァルディは、少女が失踪したという森を探索するため、猟師のアンジェリカに案内を請う。一行は不思議な森の中を進み、そびえ立つ古塔にたどり着く。その塔には、かつて美しい女王が住んでいたという伝説が残っていた。ところが、実はそれは単なる伝説ではなく、500年の時を経て鏡の女王が復活の時をうかがっていたのだ。そして、女王が復活するためには犠牲となる12人の少女が必要だった。
 村からまた一人の少女がさらわれ、失踪した少女は11人となった。さらわれた少女を追ってアンジェリカとグリム兄弟は森へ分け入るが、古塔にたどり着いた時アンジェリカが女王の部下の手に落ちる。12人の少女が揃い、鏡の女王は今まさに復活しようとしていた・・・・・。
たぴおか的コメント  この作品、テリー・ギリアム色を期待して観たら当てがはずれる。娯楽大作としてはそこそこの出来だと思うし(ただし、決して子供向けではない)、テリー・ギリアム作品としては実にわかりやすい作品ではある。登場するキャラクターはそろいも揃って変人ばかりで、グリム兄弟に至っては、貧しい村からイカサマの魔物退治をして大金をせしめる詐欺師という設定にはさすがに閉口させられた。ドイツ人が観たら怒るんじゃない?モニカ・ベルッチは相変わらず美しいとは思うのだが、既に年齢は41歳(スカーレット・ヨハンソンの2倍以上!)だから、これからはこの作品のような貫禄ある熟年婦人役が増えることだろう。