File No.0299
製作年/公開日 2003年 / 2005年08月06日 製  作  国 韓  国
監      督 イ・グァンフン 上 映 時 間 92分
公開時コピー  愛は宿命を超える
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト  チョン・ジュノ [as ビハラン]
 キム・ヒョジン [as ジャウンビ]
 キム・ヘリ [as ジンソン女王]
あ ら す じ  紀元前の朝鮮半島。パク・ヒョクコセ率いる新羅はついに国家統一を果たす。最後の一族の首長アウタは自らの血に恨みを託すが、パク・ヒョクコセは大地に神剣を突き立てて邪気を湖の奥深くに封印するのだった。
 それから千年の時が流れ、新羅も衰退へと向かっていた。将軍ビハランジンソン女王の信任のもと、次々と軍功を立て続ける。しかし、終わりなき戦闘に疑問を感じ始めたビハランは、愛する女性ジャウンビとの静かな暮らしを望むようになる。そして、ささやかだが穏やかな時間を過ごすのだった。
 しかし、そんな幸せも束の間、再びビハランに出征の命が下る。ジャウンビを残して戦地に赴くビハランだったが、彼のいない隙を狙ってビハランを好ましく思わない一派によって、ジャウンビは命を狙われる。深山へと逃げ、咄嗟に大地に突き刺さった剣を抜いて抵抗するジャウンビ。ところが、その剣は千年前のアウタの怨念を封じていた神剣だった。
 断崖に追いつめられたジャウンビは、ついに自ら湖に身を投じるが、神剣の封印が解かれたアウタの怨念がジャウンビに乗り移り、彼女の体を使って積年の恨みを晴らすべく動き出すのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  冒頭からいきなりのチェーン・アクションで、思わずチャン・イーモウ監督作品かと錯覚してしまいそうだった。戦闘シーンの描写が露骨で、腕が斬り落とされたり、首が転がったりと、そこまでリアルに描写する必要があるのか?と言いたくなるほど、スプラッタ・シーンが満載。ただ、物語の根幹はラブストーリーなので、単なるグロ作品にならずに済んでいる。『誰にでも秘密がある』の時にはチェ・ジウの影響かあまり印象に残らなかったキム・ヒョジンだが、この作品ではその可愛さが引き立っていて、彼女を観られただけでも満足・・・・・と言いたいところだが、韓国では観客動員が思わしくなかったらしく、何となくその理由もわかる気がする。ラストではジンソン女王が亡くなったとあったが、肝心の主人公のビハランがどうなったのかが気になって仕方なかった。