File No.0302
製作年/公開日 2004年 / 2005年09月10日 製  作  国 イギリス / スペイン / イタリア
アメリカ / ルクセンブルグ
監      督 マイク・バーカー 上 映 時 間 93分
公開時コピー  いい女は2種類しかいない。全てを知り尽くした女と何も知らない女。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 スカーレット・ヨハンソン [as メグ・ウィンダミア]
 ヘレン・ハント [as ステラ・アイリーン]
 トム・ウイルキンソン [as タピィ]
 スティーブン・キャンベル=ムーア [as ダーリントン卿]
 マーク・アンバース [as ロバート・ウィンダミア]
 ミレナ・ヴコティッチ [as コンテッサ・ルッキーノ]
 ダイアナ・ハードキャッスル
 ロジャー・ハモンド
あ ら す じ  1930年。ニューヨーク社交界の華である若いメグロバートのウィンダミア夫妻。彼らはある日、世界のセレブが集う南イタリアの避暑地アマルフィへバカンスに訪れ 、魅惑的なアメリカ人女性ステラ・アーリンと出会う。夫に対して一途な愛を捧げる幼く純粋なメグに対し、豊富な恋愛遍歴を重ねてきたステラ。ある日、妻の誕生日プレゼントに悩むロバートは、ステラの助言で金の扇を購入。これをきっかけに2人は急接近 し、いつしかロバートとステラの仲が社交界で噂となってゆく。やがて、それはメグの耳にも届いてしまう。
 メグの21歳の誕生パーティーの日、メグはロバートの書斎でステラ宛にロバートが数回にわたって小切手を切っていたことを知り、傷つき混乱する。そして、そんなメグの心の揺らぎを見透かすように、プレイボーイのダーリントン卿が言い寄ってくる。 しかし、実はロバートはステラに惹かれていたのではなく、そこにはメグに言えない秘密が隠されていたのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  もちろん言うまでもなく、スカーレット・ヨハンソン目当てで観に行った。ヘレン・ハントも『恋愛小説家』と『ハート・オブ・ウーマン』で魅力的だったし。けれども、正直言って最初にヘレン・ハントを見た時は、メイクかもしれないのだが、『ハート・オブ・ウーマン』からわずか4年でずいぶん老けたと驚いた。それに対して、スカーレットは今年の11月で21歳になるという、若さと美しさにあふれていて、母娘という2人の間柄も無理なく受け入れられた。コピーにある「何も知らない女」がメグで、その通りの天真爛漫さが夫に対する疑惑で初めて揺らぎ、一方のヘレンが「全てを知り尽くした女」というコピー通り、百戦錬磨を感じさせる老獪な女性を演じきり、作品に幅を持たせている。最前列の席だったために首が疲れたので(笑)、今度は後ろの方の席でもう一度じっくりと観てみたいと思わせる秀作だ。