評     価  

 
       
File No. 0305  
       
製作年 / 公開日   2004年 / 2005年02月19日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ポール・フェイグ  
       
上 映 時 間   93分  
       
公開時コピー   母への想いを胸に、少年はたったひとり北へ向かう。
名前だけが、唯一の持ちものだった。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ベン・ティバー [as デビッド]
ジム・カヴィーゼル [as ヨハネス]
ジョーン・プロウライト [as ソフィー]
フリスト・ショポフ [as 男]
シルヴィア・ドゥ・サンティス [as エルサ]
パコ・レコンティ [as ジョヴァンニ]
ロベルト・アティアス [as ベーカー]
フランチェスコ・ドゥ・ヴィト [as ロベルト]
ポール・フェイグ [as アメリカ人]
ルーシー・ラッセル [as アメリカ女性]
マリア・ボネヴィー [as デビッドの母]
 
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あ ら す じ    第2次大戦直後のブルガリア。戦争が終結したにもかかわらず、依然として共産主義国が周辺諸国に軋轢をかけている時代であり、罪のない人々が強制収容所に隔離されていた。 ある夜、12歳の少年デビッドは看守たちの隙をつき、収容所から逃げ出した。頭の中には、ある男の言葉が響いていた。「この手紙を持って、誰にもつかまらずにデンマークに行くのだ」。 デビッドの持ち物は、わずかな食料とひとかけらの石鹸、ナイフ、そしてコンパスだけだった。
 ギリシアに到着したデビッドは、イタリア行きの船にこっそり乗り込みイタリアへと向かう。そして、たどり着いたイタリアは、収容所の生活しか知らないデビッドにとって、見たことのないもので溢れていた。しかし、頭の中にはある男の言葉が残っていた。「誰も信用するな」と。果たして、デビッドは無事デンマークまでたどり着くことができるのだろうか。そして、デンマークでは一体何が彼を待ち受けているのだろうか。
 
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たぴおか的コメント    これも『サマリア』と同じく、某シネコンの3周年記念特別上映で700円。う〜ん、期待が大きかっただけに、失望も大きく、700円という金額相応の作品だったと思う。通常のロードショウの期間中に劇場で観なくて正解だったかも。
 少年が、ブルガリアからデンマークへたった一人で旅をする。それは確かにドラマではあるが、特に悪人と出会い辛い思いをするわけでもなく、彼が出会った人達は概ね善人ばかりだから、どうも話が淡々と進むだけで盛り上がりに欠けるような気がした。 デビッドを演じたベン・ディバーの演技も、下手ではないが決してダコタ・ファニングを初めて『アイ・アム・サム』で観た時のようなインパクトを与えるような芸達者でもなく、作品自体が平板になってしまっている。