File No.0320
製作年/公開日 2005年 / 2006年01月14日 製  作  国 アメリカ
監      督 ジョン・マッデン 上 映 時 間 103分
公開時コピー  今世紀最大の証明(プルーフ)には愛があふれていました。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 グウィネス・パルトロー [as キャサリン]
 アンソニー・ホプキンス [as ロバート]
 ジェイク・ギレンホール [as ハロルド]
 ホープ・デイヴィス [as クレア]
あ ら す じ  天才数学者の父ロバートが死に、彼を5年間看病し続けたキャサリンは生きる気力を失っていた。葬儀のためにニューヨークから姉のクレアがやってくるが、折り合いの悪い関係にキャサリンは苛立つばかり。そんなキャサリンを優しく包み込んだのは、父の教え子でキャサリンに思いを寄せているハロルドだった。ふたりが恋に落ちた日の翌朝、キャサリンはハロルドにデスクの鍵を差し出す。そこから出てきた ノートに書かれていたのは、世紀の発見となる数式の証明だった。
 キャサリンはハロルドにノートを好きにしていいと言うが、ハロルドは発見者が発表するべきだと主張する。そんな彼に対してキャサリンが口にしたのは意外な言葉だった。「私は発見者ではない、その証明を導き出したのが私だ」と。にわかにはその言葉を信じられないハロルドに失望したキャサリンは、頑なに拒んでいた姉の言葉に従い、家を売って姉の住むニューヨークへ移る決意をするのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  やっぱりどの作品を観てもグウィネス・パルトローは好きになれない。この作品では主人公のキャサリンは27歳という設定だが、悪いけど37歳には見えても27歳というのは絶対に無理がある(あくまで個人的な意見)。演技もとりたてて巧いとは思えないし。作品自体も過去と現在の描き分けが拙く、最初のうちは現在と過去がごちゃ混ぜになって混乱してしまった。タイトルも原題の『PROOF』に対して邦題の『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』(=私の人生の証明)はあまりに大げさ過ぎて内容と乖離してしまっている。『プライドと偏見』と同日に観たが、『プライドと偏見』は127分が退屈する間もなく終わってしまったのに対して、この作品は103分長く感じて仕方なく、途中で猛烈な睡魔にも襲われてしまった。この時期「アカデミー賞最有力」というコピーを掲げた作品が増えるのは仕方ないが、アカデミー賞受賞作が必ずしも大衆受けする「面白い」作品とは限らないことをふまえた上でも、この作品の作品賞や主演女優賞はどう考えても無理でしょう。