File No.0326
製作年/公開日 2005年 / 2006年03月11日 製  作  国 アメリカ
監      督 スコット・デリクソン 上 映 時 間 120分
公開時コピー  この映画はホラーではない、実話である。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 ローラ・リニー [as エリン・ブルナー]
 トム・ウィルキンソン [as ムーア神父]
 キャンベル・スコット [as イーサン・トマス]
 ジェニファー・カーペンター [as エミリー・ローズ]
あ ら す じ  ある日、神父ムーアが悪魔に呪われたという19歳の女子大生エミリー・ローズに悪魔祓いを施した末、死に至らしめたとして過失致死罪で起訴された。彼の弁護には、野心的な女性弁護士エリンがあたることになった。
 エミリーは精神病で、薬の服用をやめさせたことが原因だと主張する検事側に対し、エリンはムーアの真摯な主張をもとに悪魔の存在を証明していく。ある深夜3時、大学寮で寝ていたエミリーは焦げ臭いにおいで目を覚ました途端、原因不明の痙攣や幻覚に見舞われる。以来、症状が悪化し、病院でも改善が見られない彼女は自宅で療養する。やがて、自分の中に何かが取り憑いていると確信したエミリーは、ムーアに全てを託す。だが、彼の懸命な悪魔祓いも空しく、エミリーは無惨な姿で命を落としてしま った・・・・・。
たぴおか的コメント  コピーの通り、決してホラー映画に陥ることなく、現実とホラーが見事に調和している作品。ムーア神父の弁護士を演じたローラ・リニーの味のある演技も良かったし、それに輪をかけてエミリー役のジェニファー・カーペンターの演技は神懸かり・・・・・じゃなくて、文字通り「悪魔懸かり」的に凄まじかった。そもそも、ジェニファー・カーペンターの顔って素のままでも十分怖いし(笑)、その真価を発揮するのにはローズ役はまさにうってつけの役柄だったと言える。物語はあくまで裁判を中心に淡々と進んでいくが、検察官のトマスを必要以上に悪役であるかのような描き方をしているのは、シリアスな作品中唯一滑稽に見えてしまった。