評     価  

 
       
File No. 0328  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2006年03月18日  
       
製  作  国   香  港 / アメリカ  
       
監      督   ロニー・ユー  
       
上 映 時 間   103分  
       
公開時コピー   世界よ
これが俺たちの勝ち方だ。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ジェット・リー [as フォ・ユァンジャ(霍元甲)]
中村 獅童 [as 田中安野]
スン・リー [as ユエツー(月慈)]
原田 眞人 [as ミスター三田]
ドン・ヨン [as ノン・ジンスン]
コリン・チョウ [as 霍の父]
ネイサン・ジョーンズ [as ヘラクレス・オブライアン]
 
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あ ら す じ    優れた武術家を父に持つ少年霍元甲。強さに憧れを抱く元甲だったが、息子が同じ道に進むことを嫌った父は稽古をつけることを拒み続けた。だが、彼は秘かに鍛錬を積み、父親の死後天津一の格闘家へと成長する。
 高まる名声とともに傲慢さも増した元甲はある日、大ケガをした弟子の仇をとろうとして、怒りのあまり相手を殺めてしまう。しかし、その報復が元甲の母親とひとり娘の翠に向けられ、元甲は家族を失ってしまう。絶望に打ちのめされた元甲は天津を離れ、放浪の旅へと出るのだった。
 そんな元甲を救ったのが、盲目の少女月慈とその祖母だった。正体も知れぬ元甲を暖かく迎え、 いつしか彼の苦悩は和らいでいくとともに、真の強さの意味を知るに至る。慈月との数年の暮らしに別れを告げ、元甲は天津に帰る決心をする。天津で親友のジンスンと和解した元甲は、新たな道場を開く決意をする。そんな彼の目に留まったのは、世界中から戦いの猛者が集い開催され るという異種格闘技大会の記事だった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    実在した拳法家・霍元甲の生涯を描いた作品。その敵役として中村獅童が出演しているが、格闘シーンは吹き替えのようで残念。まぁ、この手の本格的なカンフー映画で中村獅童がジェット・リーとタイマンを張るのは逆立ちしても無理だとは最初からわかっていたけど。それにしても、獅童演じる田中安野が武士道精神を絵に描いたようなフェアな人物で、その反面同じ日本人であるミスター三田が卑劣な人物として描かれていて、そのあまりの両極端さに興ざめしたのは事実。アクションが主体の作品であるのはわかるが、もう少し人間性を重視した作品にできなかっただろうか。