File No.0331
製作年/公開日 2006年 / 2006年04月15日 製  作  国 韓  国
監      督 キム・ソンジュン 上 映 時 間 107分
公開時コピー  残された時間を 幸せだけでうめてあげたい
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 チェ・ジウ [as ヘウォン]
 チョ・ハンソン [as ミンス]
 チェ・ソングク [as ギョンミン]
 ソ・ヨンヒ [as スジン]
あ ら す じ  若き青年実業家のミンスは本当の愛を知らないプレイボーイ。ある日彼は、にわか雨で立ち往生していたヘウォンと出会い、さっそく 彼女を口説き始める。そして、目的地の病院までヘウォンを送り届けるが、彼女はさっさと降りてしまう。落胆するミンスだったが、ヘウォンが置き忘れた携帯電話を手掛かりに彼女を探し始める。
 やがて病院でヘウォンと再会するミンス。彼女は病院の入院患者で、そのお茶目な魅力で病院中の人気者だった。そんなヘウォンに、これまでにない感情を抱き始めるミンス。2人は次第に打ち解けあい、心を通わせていくのだが、なぜかヘウォンは恋人という言葉に抵抗を示す。そしてある日、医者から呼ばれたミンスは、ヘウォンが治療不可能な難病で余命がわずかであることを知らされる・・・・・。
たぴおか的コメント  感動を呼ぶためには手段を選んではいられない、とでも言わんばかりの脚本のやり過ぎが気になった。残念ながら、ここという見せ場や盛り上がりもない平板な作品と言わざるを得ない。前半が「これでどうやって悲恋の物語に切り替わるのだ?」と思うほど徹底したコメディ調だったが、むしろ思い切ってコメディ作品にしてしまっても良かったのではないかと思えた。そのためか、後半のシリアスな場面になっても、なぜか主人公に同化できず冷静に醒めた目でスクリーンを観ていた気がする。それから、どうでもいいことだが、韓国の医者は患者の生死に関わる病状について、ああも簡単に肉親以外の人間に教えてもいいものなのか?