File No.0339
製作年/公開日 2005年 / 2006年04月08日 製  作  国 フランス / イタリア
 / ベルギー / 日  本
監      督 ダニス・タノヴィッチ 上 映 時 間 102分
公開時コピー  三姉妹とその母。美しい女たちの心の中には、冷たい炎が燃えている。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 エマニュエル・ベアール [as ソフィ]
 カリン・ヴィアール [as セリーヌ]
 マリー・ジラン [as アンヌ]
 キャロル・ブーケ [as 母]
 ジャック・ペラン [as フレデリック]
 ジャック・ガンブラン [as ピエール]
 ジャン・ロシュフォール [as ルイ]
 ミキ・マノイロヴィチ [as 父]
 ギョーム・カネ [as セバスチャン]
あ ら す じ  現代のパリ。22年前に父親をある悲惨な事件で失った三姉妹は、その事件が遠因となり、それぞれに問題を抱えていた。
 長女のソフィは、写真家である夫とふたりの子供で家庭を築いていた。しかし、彼女は夫の浮気を疑い、夫を尾行したり職場へ押しかけたり、果ては浮気相手の女性の部屋に行くなど、行動がエスカレートしていた。
 次女のセリーヌは、体が不自由で口がきけなくなったの世話を一身に引き受けていて、恋人すらいなかった。
 三女のアンヌは、聡明で魅力的な大学生だが、教授のフレデリックと不倫の関係にあった。しかし、ある日突然フレデリックから別れを告げられてしまう。そして、フレデリックへの気持ちを諦められずにいたところへ、旅行先でフレデリックが事故死したという新聞記事を目にして動揺する。
 そんなある日、セリーヌはセバスチャンという魅力的な男性に声をかけられる。男性経験に乏しいセリーヌは、セバスチャンにどう対応していいかわからずに戸惑うが、そんな彼女にセバスチャンはある重大な告白をするのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  なんだかまとまりのない、散乱した印象を受けた作品。そもそも、エマニュエル・ベアールが主演というのも?で、三姉妹の三人が三人とも別々の物語を背負っていて、最後に無理矢理ひとつに結びつけたという感じだ。物語の核心であるはずの22年前の事件が三人の心にどのような傷を残したのかも描かれておらず、ほんの付け足し程度にしか感じられない。劇場へは行かずに家でのビデオ鑑賞で十分だったかな、と少しばかり後悔した作品。