File No.0340
製作年/公開日 2005年 / 2006年04月08日 製  作  国 アメリカ
監      督 スーザン・ストローマン 上 映 時 間 134分
公開時コピー  『オペラ座の怪人』『シカゴ』ですら獲ることができなかった、トニー賞12部門、
 史上最多受賞のブロードウェイ・ミュージカルが完全映画化!!
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 ネイサン・レイン [as マックス・ビアリストック]
 マシュー・ブロデリック [as レオ・ブルーム]
 ユマ・サーマン [as ウーラ]
 ウィル・フェレル [as フランツ・リーブキン]
あ ら す じ  1959年のニューヨーク。かつてはブロードウェイで栄光を極めたものの、今ではすっかり落ちぶれ有閑老婦人から製作費を巻き上げる有様の大物演劇プロデューサーマックス ・ビアリストック。そんな彼の事務所に会計士のレオ・ブルームが訪れた。帳簿を調べたレオが、ショウがこけた方がお金が儲かるという摩訶不思議な事実に気づ き、それを聞いたマックスは俄然やる気になる。大コケ確実な史上最低のミュージカルをプロデュースし、資金を丸ごとせしめようと レオに持ちかけるのだった。
 小心者で臆病なレオは、最初は頑なにマックスの申し出を拒否していたが、子供の頃からの夢だったブロードウェイのプロデューサーになるチャンスと思い直し、マックスと手を組む決意をする。こうして、初日=楽日を目指す史上最低のミュージカルのプロデュースは始まった。そして、またとない史上最低の脚本「春の日のヒトラー」が見つかる。マックスとレオは、早速「春の日のヒトラー」の上演権を得るために、作者フランツ・リーブキンの元へと出かけるのだが・・・・・。
たぴおか的コメント  いや〜、観る前はこれほど面白いとは思わなかった。実は、ミュージカルであるということ、それに、出演者がイマイチインパクトに欠けることから全く期待しておらず、劇場へ行くか行くまいかをずっと迷っていたのだ。登場人物がそれぞれ個性的で、金儲けに余念がないマックス、臆病なレオ、美しく大胆なスウェーデン人のウーラ(ユマ・サーマンがあんなに背が高いとは、『キル・ビル』の時には全く気づかなかった)、ナチの残党でブチ切れた史上最低の脚本家フランツ。そして、忘れてはならないのが、史上最低の演出家でおカマのロジャーとカルメン。最初はテンションが低めかと思ったが、随所に笑い所をちりばめ、ウィル・フェレルの登場からは吹き出しそうになるのを我慢するのに苦労した。また、たぴおか的には『キル・ビル』で思い切り好感度を下げたユマ・サーマンだが、この作品では株がかなり上がった。間違いなく、今年観た作品の中ではトップ・クラスに入る、オススメ作品だ。